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戦争を読む

戦争を読む
著者、編者、訳者など 加藤 陽子
ジャンル 政治
ISBN 978-4-326-24838-4
出版年月 2007年6月
判型・ページ数 356ページ
定価 本体2,200円+税
在庫 在庫あり
 

内容説明

近代日本の戦争史を専門とする著者による、初めての書評集。書評を通して時代とその変遷を鮮やかに読み解き、戦争の本質に鋭く迫る。

明治から現代まで、近代日本は戦争をどのように経験し、学び、乗り越えてきたのか。
90年代以降の歴史家の仕事を中心に、戦争にまつわる書物を縦横に読み解き、時代の様相を浮かび上がらせる。各書評をテーマの時代順に配列。開戦を導いた論理とは何だったのかを一貫して探り、過去について考え抜く歴史家のあるべき姿勢を模索する。

  [関運書] 同箸者 『戦争の論理』 (小社刊)、

『満州事変から日中戦争へ』(岩波新書)

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目次

はしはしがき

 Ⅰ 本の声を聴く

吉村昭 『彰義隊』

伊藤之雄 『明治天皇』

戸部良一 『日本の近代9 逆説の軍隊』

原田敬一 『国民軍の神話』

横手慎二 『日露戦争史』

山室信一 『日露戦争の世紀』

佐々木英昭 『乃木希典』

山口輝臣 『明治神宮の出現』

波多野勝・黒沢文貴・斎藤聖二・櫻井良樹 編集・解題 
『海軍の外交官 竹下勇日記』

細谷雄一 『大英帝国の外交官』

永井和 『近代日本の軍部と政治』

池井優・波多野勝・黒沢文貴 編 『濱口雄幸日記・隨感録』

麻田貞雄 『両大戦間の日米関係』

川田稔・伊藤之雄 編 『二〇世紀日米関係と東アジア』

ポール・クローデル 『孤独な帝国 日本の一九二〇年代』

ピーター・ドウス、小林英夫 編 『帝国という幻想』

大江志乃夫 『張作霖爆殺』

臼井勝美 『満洲国と国際連盟』

安井三吉 『柳条湖事件から盧溝橋事件へ』

細谷千博・斎藤真・今井清一・蠟山道雄 編 
『日米関係史 戦争に至る十年』全4巻

劉傑 『日中戦争下の外交』

松浦正孝 『日中戦争期における経済と政治』

石田勇治 編集・翻訳、笠原十九司・吉田裕 編集協力 
『資料 ドイツ外交官の見た南京事件』

石川凖吉 『国家総動員史』下巻

小澤眞人・NHK取材班 『赤紙』

入江昭 『太平洋戦争の起源』

細谷千博・本間長世・入江昭・波多野澄雄 編 『太平洋戦争』

読売新聞戦争責任検証委員会 『検証 戦争責任Ⅰ』

高木惣吉 『自伝的日本海軍始末記』

福田和也 『山下奉文』

粕谷一希 『鎮魂 吉田満とその時代』

藤山楢一 『一青年外交官の太平洋戦争』

若井敏明 『平泉澄』

瀬尾育生 『戦争詩論』

長谷川毅 『暗闘』

野中郁次郎・戸部良一・鎌田伸一・寺本義也・杉之尾宜生・村井友秀 
『戦略の本質』

粟屋憲太郎 『東京裁判への道』上・下

日暮吉延 『東京裁判の国際関係』

粟屋憲太郎・伊香俊哉・小田部雄次・宮崎章 編 
『東京裁判資料 木戸幸一尋問調書』

山田風太郎 『戦中派復興日記』

ドン・オーバードーファー 『マイク・マンスフィールド』上・下

佐藤優 『国家の罠』

安倍晋三 『美しい国へ』


 Ⅱ 潮流をつかむ

明治維新の再解釈進む

今、日露戦争を振り返る意味

回帰する一九三〇年代論

あの戦争の敗因を学ぶ一〇冊

中国人や韓国人の「満州」を総括して戦後が始まる

日中近現代史と歴史認識

地域が支えた戦没者追悼


 Ⅲ 本はともだち

本はともだち

愛書日記――本よみうり堂

戦争を決意させる瞬間


あとがき
索 引

<読者の声>
俊才・加藤陽子氏の研究の中で、3.の大きな流れがあったのは分かりますが、それは誰か主導したのか、結果は意識の集合体なのでしょうか。くわしい調査研究が待たれます。加藤氏の今後の活躍を希望いたします。(男性 66歳 会社役員)

良い本です。公正な立場で評論しています。(男性 89歳)

戦中派(大正15年生まれ)、正に徴兵令の召集入隊(昭和20年6月1日)、高知にて終戦。著者加藤先生は小生の娘の年齢です。当方不精無知無学にて背負う児に考えさせられた心持ちです。余生をもっと勉強したいと存じます。(男性 81歳 無職)

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