ホーム > 日中文化論集

日中文化論集 [神奈川大学人文学研究叢書]

多様な角度からのアプローチ

日中文化論集
著者、編者、訳者など 神奈川大学人文学研究所
ジャンル 歴史・地理
ISBN 978-4-326-20044-3
出版年月 2002年5月
判型・ページ数 A5判・352ページ
定価 本体4,200円+税
在庫 品切れ・重版未定
 

内容説明

神奈川大学人文学研究所は中国・浙江大学日本文化研究所との間で10年間にわたり『中日文化論叢』を公刊してきた。本書はこの10年間の相互研究の成果をまとめたものである。

このページのトップへ

目次

序文

I 日中交流史

西洋と日本の出会い――南蛮人の到来[藤田一成]

「うそ」の語源は中国語の「胡説」か?[山口建治]
 一 はじめに
 二 「唐音語」と「隠れ唐音語」
 三 「うそ」は「胡説」の唐音か?
 四 「胡乱」と「胡説」
 五 うさん(胡散)はどこから来たか?
 六 「胡」のつくことば「胡説」「胡乱」
 七 むすび――うさんは「胡散」か?

明清江浙琴派と日本の江戸琴楽[吉川良和]
 一 はしがき
 二 七弦琴音楽の特殊性
 三 明清江浙の琴派の状況
 四 日本の江戸琴楽

輸出海産物がつなぐ十九世紀の北海道と中国福建[田島佳也]
 一 はじめに
 二 「四つの口」の管理貿易と輸出海産物
 三 松前蝦夷地の俵物と昆布
 四 俵物の集荷と廻漕
 五 海産物輸出と薩摩藩・琉球王国・中国福建
 六 琉球王国による中国福州への昆布輸出
 七 おわりに

日本人の中国観の変化――幕末、維新期を中心に[小島晋治]
 一 江戸時代における中国崇拝
 二 直接の見聞記に現れた中国観――十八世紀の琉球王国人と漂流民の場合
 三 儒学者・国学者・蘭学者による中国崇拝批判
 四 「覆えった前車の鑑み」――アヘン戦争の衝撃
 五 幕末維新期の中国見聞――幻滅と軽侮

日中現代漢語の層別――日中同形語にみる[高野繁男・王宝平]
 一 はじめに
 二 資料と方法
 三 語彙の層別
 四 意味による層別
 五 典拠による層別
 六 おわりに

杭州「大井巷事件」の顛末[大里浩秋]
 一 はじめに
 二 事件の経過
 三 事後の日中双方の対応
 四 事件から見えてくるもの

II 日中比較文化

天皇に対する拍手、神に対する拍手[筧敏生]
 一 はじめに
 二 東アジアにおける拍手
 三 魏志倭人伝の記事の解釈
 四 即位と元日の拍手
 五 なぜ天皇と神なのか?
 六 おわりに

弥勒と布袋――弥勒下生の一形態[宮田登]

日中韓の死霊結婚[廣田律子]

猪八戒はなぜ三星をからかったか?――年画による小説解読の試み[鈴木陽一]
 一 はじめに
 二 三星の形象
 三 『西遊記』における八戒の地口と年画
 四 まとめとして

現代天皇(象徴天皇)制研究の動向について[中島三千男]
 一 現代天皇(象徴天皇)制研究の歴史
 二 天皇の代替わりをめぐる日本社会の反応
 三 近年における現代天皇制研究の動向

日本における民具研究の現状と課題[山口徹]
 一 はじめに
 二 渋沢敬三と民具研究
 三 第二次大戦後の民具研究の動向
 四 草創期の民具研究と戦後の民具研究

民具を通しての日本・中国の農村の生活文化比較への試み[香月洋一郎]

高齢化社会に直面するアジア――日本と香港の事例から[沢田ゆかり]
 一 はじめに:「アジアの時代」の終焉?
 二 「日本型経営」の裏側
 三 香港における「自由放任主義」の功罪

III 西洋近代文化の受容

日本における最初期のニーチェ受容の一側面[鈴木修一]

日中両国における「近代化」と「現代化」[岡嶋千幸]

日本におけるヨーロッパ文化受容の問題点――明治期以降を中心として[伊坂青司]
 一 問題提起
 二 ヨーロッパ文化受容の歴史
 三 現代日本の課題
 四 おわりに

『中日文化論叢』に掲載された中国側の論文一覧

このページのトップへ