国語教科書の戦後史

国語教科書の戦後史

教科書はこんなにも変化していた!時代が求めた「あるべき主体」の形とは何だったのか。国語教科書の変遷から戦後を読み解く。

著者 佐藤泉
ジャンル 哲学・思想・倫理
シリーズ シリーズ哲学・思想・倫理 > シリーズ言葉と社会
出版年月 2006年5月
ISBN 978-4-326-19930-3
判型・ページ数 4-6・228ページ
定価 2,310円(税込)
在庫 在庫あり

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戦後初期の国語教科書は、文学作品や文芸評論を通して、民主化や世界普遍性を高らかに謳い上げる教材が中心であった。しかし、消費経済に国民生活の重心が移るにつれて文学は退潮し、言語技術の教育に傾いていく。政治・経済の情勢を反映しながら各時代の理念を代弁してきた国語教科書の歴史を追い、戦後を捉える新しい視角を示す。

はじめに

第一章 「文学」という理念──戦後初期その1
 1 文学という理念
 2 近代文学と言語技術教育
 3 個人はどのような主体であるべきか

第二章 文学史と文学理論──戦後初期その2
 1 島崎藤村と「夜明け史観」
 2 「文学史」の枠組み
 3 「私小説」対夏目漱石

第三章 占領の影響
 1 戦後の「国民文学」論
 2 朝鮮戦争期の国語教科書
 3 近代から現代へ

第四章 市民社会から企業社会へ──一九六〇~七〇年代
 1 教育と経済の接合
 2 公害と環境問題
 3 組織と個人

第五章 言語教育とゆとり教育──現代まで
 1 科目編制の激変
 2 表現の重視と「国語」の拡散

あとがき

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