共同性の現代哲学

心から社会へ

共同性の現代哲学

社会が存立しているとはどういうことか。哲学では行為や心を個人単位で取上げることが多かったが社会を扱えるように議論を拡張する。

著者 中山 康雄
ジャンル 哲学・思想・倫理
シリーズ シリーズ哲学・思想・倫理 > 双書エニグマ
出版年月 2004年11月
ISBN 978-4-326-19909-9
判型・ページ数 4-6・240ページ
定価 2,860円(税込)
在庫 在庫あり

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I部は個人の心と行為を説明する。ここでいう個人とは合理的行為者である。彼/彼女のもっている信念・欲求・意図などは志向性とよばれる。II部では言語行為論を拡張する。III部は共同行為論。集団的志向性は個々の成員のそれに還元できると説く。IV部では社会組織の成立と条件を問う。

序論 心と行為と社会のつながり

I 心と行為

第一章 志向性と合理的行為者
 1 心と志向性
 2 志向性とは何か──デネットの志向システム
 3 志向システムの分析
 4 二つのエージェントモデル

第二章 志向性の心理学としての心の理論説
 1 心の理論説
 2 心の理論説と心の哲学

II 言語使用と行為

第三章 言語行為論の検証
 1 オースティンの言語行為論
 2 サールの言語行為論
 3 言語行為論の限界

第四章 行為としての発話
 1 デイヴィドソンの行為論
 2 発話を行為として捉えなおす
 3 信頼と協力の役割

III 共同の行為と心の共同性

第五章 集団的志向性と宣言
 1 集団的志向性の規定
 2 言語共同体における集団的信念
 3 宣言の分析

第六章 共同行為とコミュニケーション
 1 共同行為の規定と分析
 2 コミュニケーションの相互作用モデル
 3 言語ゲームの解明
 4 共同行為としてのコミュニケーション

IV 社会組織成立の基盤と認識の歴史性

第七章 社会組織と社会的現実性
 1 社会組織とは何か
 2 社会組織における合意形成の手続き
 3 社会的規範
 4 集団的合意形成と社会組織の再編

第八章 認識の集団性と歴史性
 1 認識基盤は改訂されうる
 2 信念の伝承
 3 認識基盤と信念構造
 4 信念の集団性と歴史性


あとがき
文献表
事項索引
人名索引

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