マーシャル

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近代経済学の始祖といわれるマーシャル経済学の中心課題を懇切に述べ、さらに経済学者マーシャルの人となりとその時代的背景を説得的な筆致をもって描いている。（1961年10月20日 第1版第1刷発行）

はしがき

序論　経済学者マーシャル
　一　二つの魂
　二　マーシャルの革新
　三　マーシャル体系の核心

第一編　マーシャルとその時代

第一章　マーシャル経済学の形成
　一　初期の研究
　二　社会進化の理論と経済学批判
　三　経済学再建への道

第二章　有機的成長の経済理論
　一　経済的自由
　二　二つの合理性
　三　均衡分析の方法
　四　有機的成長の理論

第二編　マーシャル経済学の体系

第三章　国民所得論
　一　国民所得論と均衡理論
　二　国民所得の構成
　三　雇用理論
　四　企業者利潤と賃金率

第四章　均衡理論
　一　マーシャル理論の特徴
　二　需要行動の分析
　三　代表的企業の供給行動
　四　資本理論
　五　安定条件の吟味

第五章　貿易理論
　一　国際均衡論
　二　貿易利益論

第六章　貨幣経済論
　一　貨幣理論における貢献
　二　現金残高方程式
　三　利子・信用および景気

第七章　経済組織
　一　産業社会の現代史
　二　産業社会の形成
　三　企業組織
　四　独占の問題

第八章　経済福祉
　一　富と福祉
　二　経済騎士道

事項索引
人名索引