感覚学としての美学
本書は、20世紀後半の身体の再発見、感性の復権、芸術概念の拡大等の動向に影響を受け、美学をその本来の語源に遡った「感覚的認識の理論」として再興しようとするものである。伝統的美学の芸術作品への跼蹐を批判し、デザイン、自然等へ拡張する認識の課題を正面から扱う。
第一章 序論
1 感覚的認識の理論としての美学
2 美学の対象領域──自然・デザイン・芸術
3 実在的なものの審美化
4 自然美学
5 芸術
第二章 知覚
1 始まりの問題
2 知覚の鍵
3 知覚の実例
第三章 雰囲気
1 概論
2 進入
3 違和感
4 雰囲気という概念
第四章 雰囲気的なもの
1 雰囲気との違い
2 準物体
3 芸術の主題としての雰囲気的なもの、美的自然の要素としての雰囲気的なもの
第五章 情態性
1 知覚の自我極
2 知覚の前提としての現前性
3 襲われていることと自己感知
第六章 共感覚
1 雰囲気の性格
2 共感覚とは何か
3 ゲーテによる色彩の感覚的道徳的作用
4 雰囲気の性格の産出における感覚質の置換可能テーゼ
第七章 観相
1 雰囲気の性格とその産出者との関係
2 観相学小史
3 新しい観相学の試み
第八章 場面
1 美的仮象と現象的現実
2 演出
3 場面の経験と産出
第九章 脱自
1 属性と脱自
2 アリストテレスの例
3 脱自としての属性
第十章 記号と象徴
1 記号論と解釈学
2 象徴
3 『孤独な木』
第十一章 物
1 実在と現実
2 現出における物
3 物の知覚
第十二章 美的実践と美的批判
1 詩学と趣味の理論
2 美的実践
3 批判
註
訳者あとがき
文献一覧
人名索引
1 感覚的認識の理論としての美学
2 美学の対象領域──自然・デザイン・芸術
3 実在的なものの審美化
4 自然美学
5 芸術
第二章 知覚
1 始まりの問題
2 知覚の鍵
3 知覚の実例
第三章 雰囲気
1 概論
2 進入
3 違和感
4 雰囲気という概念
第四章 雰囲気的なもの
1 雰囲気との違い
2 準物体
3 芸術の主題としての雰囲気的なもの、美的自然の要素としての雰囲気的なもの
第五章 情態性
1 知覚の自我極
2 知覚の前提としての現前性
3 襲われていることと自己感知
第六章 共感覚
1 雰囲気の性格
2 共感覚とは何か
3 ゲーテによる色彩の感覚的道徳的作用
4 雰囲気の性格の産出における感覚質の置換可能テーゼ
第七章 観相
1 雰囲気の性格とその産出者との関係
2 観相学小史
3 新しい観相学の試み
第八章 場面
1 美的仮象と現象的現実
2 演出
3 場面の経験と産出
第九章 脱自
1 属性と脱自
2 アリストテレスの例
3 脱自としての属性
第十章 記号と象徴
1 記号論と解釈学
2 象徴
3 『孤独な木』
第十一章 物
1 実在と現実
2 現出における物
3 物の知覚
第十二章 美的実践と美的批判
1 詩学と趣味の理論
2 美的実践
3 批判
註
訳者あとがき
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