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遺伝子改造

遺伝子改造

ヒト遺伝子の改造は果たして止められるのか。ねばり強い思考実験によって、現代優生思想の展開を冷静に跡づける。

著者、編者、訳者など 金森 修
ジャンル 哲学・思想・倫理
ISBN 978-4-326-15384-8
出版年月 2005年10月
判型・ページ数 四六判・356ページ
定価 本体3,000円+税
在庫 在庫あり
 

内容説明

仮想的近未来のなかでは、子どもに高い身長を与えようとするような、遺伝子改良が行われないとも限らない。これらの、子どもの身体的・精神的性質に踏み込む遺伝子改良は、絶対に許されないのか。それとも、許されるのか。ゲノム解読時代を背景に、多様な状況を想定して綴密に論じた問題作。

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目次

まえがき

第一章 遺伝子改良の論理と倫理
 1 ポストゲノム革命期の社会に向けて
 2 遺伝子改良の暗渠
 3 技術衝迫の〈遺伝子〉

第二章 遺伝子改造社会のメタ倫理学
 1 クローン人間
 2 遺伝子治療の倫理学
 3 ゲノムの技術哲学

第三章 リベラル新優生学と設計的生命観
 1 リベラル新優生学
 2 技術的理性の狡知
 3 「デザイナー・チャイルド」の哲学
 4 設計的な未来と設計的な自然

第四章 対談──生命にとって技術とはなにか
 1 人工性の哲学
 2 生命操作技術とはなにか
 3 リスクと優生学
 4 生命への介入
 5 生命技術の特異性はあるか
 6 技術の論理と倫理

第五章 迂回路──クローン人間
 1 クローンという文化的仮象
 2 クローン戦争

第六章 アーカイヴ──遺伝子改造論の航跡
 1 一九六〇年代から七〇年代半ば頃まで
 2 一九八〇年代終盤から一九九〇年代終盤頃まで
 3 大統領報告書『治療を超えて』(二〇〇三)
 4 未然のものの胎動

第七章 homo transgeneticus
 1 プロメテウス・コンプレックス
 2 〈許容可能な改造〉の思考実験
 3 〈ヒト流動化〉時代の倫理原則

第八章 参考資料──健康という名の規範
 1 客観的病理学の否定
 2 生物学的規範性
 3 正常という名の設計

あとがき

人名索引
初出一覧

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