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時間論の構築

時間論の構築
著者、編者、訳者など 中山 康雄
ジャンル 哲学・思想・倫理
ISBN 978-4-326-15367-1
出版年月 2003年1月
判型・ページ数 四六判・272ページ
定価 本体2,800円+税
在庫 在庫あり
 

内容説明

時間論には、作りものめいた浅薄さではなく、どこか生きることと直結する切実さがある。時間への問いは、私とは何か、世界とは何か、という問いと繋がる。それだけに時間論には、いろいろな哲学的難問が隠れていて、どこから始めても際限のない迷路が続くような印象がある。本書は時間を二つの方向から論じる。一つは代表的な時間論(アリストテレス、アウグスティヌス、フッサール、マクタガート)を紹介・検討する道。二つは、自分の体験を記述しながら、条件を付加して世界の時間へと至る道である。本書は著者の最初の本である。

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目次

序論 時間についての問い

I 時間論の構図

第一章 時間論の古典──アリストテレスとアウグスティヌスの時間論
 1 アリストテレスの時間論
 2 アリストテレスの時間論を検証する
 3 アウグスティヌスの時間論
 4 アウグスティヌスの時間論を検証する

第二章 現象学的時間と生──フッサールとハイデガーの時間論
 1 フッサールの時間論
 2 フッサールの時間論を検証する
 3 ハイデガーの時間論
 4 ハイデガーの時間論を検証する

第三章 時間は実在しない?──マクタガートの時間論をめぐって
 1 マクタガートの時間論
 2 マクタガートの時間論を検証する

第四章 分析哲学における時間論の現在
 1 時間論・意味論・存在論
 2 メラーの時間論と新B論者の登場
 3 メラーの時間論を検証する
 4 物体の時間的広がり

II 時間論の構築

第五章 主観的時間
 1 主観的時間の構造
 2 主観的時間と意識

第六章 外部世界と自己
 1 独我論との対決
 2 自己の概念
 3 「世界の中に位置する私」の承認

第七章 固有時の構成
 1 二つの記述法
 2 固有時と観測者にとってのB系列

第八章 相対性理論の方へ
 1 他我と他我の視点
 2 特殊相対性理論
 3 一般相対性理論
 4 相対性理論の哲学的意味

第九章 行為者の時間
 1 観察者の時間
 2 生物体の時間
 3 行為主体にとっての時間


あとがき
文献表
索引

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