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ウィトゲンシュタインと「独我論」

ウィトゲンシュタインと「独我論」
著者、編者、訳者など 黒崎 宏
ジャンル 哲学・思想・倫理
ISBN 978-4-326-15361-9
出版年月 2002年4月
判型・ページ数 四六判・244ページ
定価 本体2,700円+税
在庫 在庫あり
 

内容説明

経験は何であれ私の経験である。私の経験を他人は経験することができない。そこから、「世界は私の世界である」という独我論に陥ることは必然のように思われる。しかし、独我論は論駁されうる。このことを、後期ウィトゲンシュタインの主著『哲学的探求』の、特に「私的言語論」批判の論理を周到に読み込むことで示したのが第I部である。 第II部には、ウィトゲンシュタインの哲学観についての考察や、大森荘蔵、オグデン・リチャーズとの比較を行った小論のほか、著者の学生時代からの書物、学問、人との出会いをふりかえった回想記を収めた。

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目次

まえがき

I

第一章 序論――ウィトゲンシュタインと「独我論」
 1 はじめに
 2 『論考』における「独我論」
 3 『青色本』における「言語の先行性」と「独我論」批判
 4 『探求』における「独我論」批判について

第二章 本論――『探求』における「独我論」批判
 1 はじめに
 2 「規則に従う」という事
 3 「私的言語論」批判
 4 「〈イタミ〉の実在論」批判
 5 結語――『探求』における「独我論」批判

II

第三章 ウィトゲンシュタインの哲学観
 1 はじめに
 2 『論考』の場合
 3 『探求』の場合

第四章 大森荘蔵とウィトゲンシュタイン
 1 はじめに
 2 散文精神の哲学
 3 言語主義
 4 ことだま論
 5 アニミズム
 6 物語り論
 7 『知の構築とその呪縛』について

第五章 オグデン・リチャーズとウィトゲンシュタイン
 1 はじめに
 2 意味の因果説
 3 『論考』と意味の因果説
 4 『探求』と意味の因果説
 5 「意味」の問題と「使用」の問題

第六章 私の哲学的回想

初出一覧
索引

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