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無根拠への挑戦

フィヒテの自我哲学

無根拠への挑戦
著者、編者、訳者など 瀬戸一夫
ジャンル 哲学・思想・倫理
ISBN 978-4-326-15354-1
出版年月 2001年4月
判型・ページ数 四六判・320ページ
定価 本体3,300円+税
在庫 在庫あり
 

内容説明

知識の基礎を巡るフィヒテの哲学的探究は、しかし、知識の基礎にも根拠にも至ろうとせず、どこかにあると想定しがちな「確かな根拠」という幻想の根絶を目指していた。「この世の全ては夢かもしれない」という懐疑を引き受け、そのように徹することで、幻想に過ぎない何かを根拠として追い求める姿勢もろとも、この懐疑そのものを氷解させる。そこにフィヒテの呈示した「自我」があった。本書はそのような探究の軌跡としてのフィヒテ初期の主著を通じて、根拠の剥奪された知識が何に由来しどこへ向かっていったのか、彼のいわゆる「自我」は後の時代。

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目次

緒論 「わたし」とは何かという問い

第一章 知識学の背景と端緒
 第一節 夢と現実の狭間
 第二節 知が現象する場
 第三節 絶対我と三原則

第二章 知の根拠という幻想
 第一節 第三原則からの復帰の途
 第二節 実在論と観念論の立脚地
 第三節 知の根拠と基礎づける知

第三章 関係の完全性と歴史
 第一節 実在性と観念性の此岸
 第二節 実践と反転の自己統制
 第三節 現世=夢と知りしかば

結語 古典としての知識学


あとがき
索引

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