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人間に何が分かるか

知識の哲学

人間に何が分かるか
著者、編者、訳者など 伊藤笏康
ジャンル 哲学・思想・倫理
ISBN 978-4-326-15352-7
出版年月 2001年3月
判型・ページ数 四六判・352ページ
定価 本体3,500円+税
在庫 在庫あり
 

内容説明

本書は1996年発行の放送大学の教材を全面改訂したものである。テーマは「知る」ことである。哲学の動機は、もともと自分がよく知っているはずのもの・ことについて改めて「~とは何か」と問うてみることにある。本書もそうした問いを設定し、「知る」ことの多様性と体系性を生活知・技術・科学・形而上学に分穎、順番に説明する。語り口は平明で具体例を多く取り入れ、丁寧に展開される。

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目次

基礎と初歩――まえがきに代えて

第1章 「何?」という問い
 1 人間にできること
 2 「~の哲学」
 3 哲学の問いの特徴

第2章 数学は確かか
 1 学問の哲学?
 2 数学の基礎論

第3章 哲学の意味は
 1 論理学・数学基礎論研究の意味(1)
 2 論理学・数学基礎論研究の意味(2)
 3 科学と哲学の関係
 4 形而上学の考え方

第4章 生活知
 1 生活知の特徴
 2 生活知の本質
 3 行動と説明
 4 経験至上主義とその難点

第5章 遂行知と説明知
 1 遂行知と説明知――その比較
 2 現実と説明

第6章 説明と原理
 1 省略と変形の例――犯罪捜査
 2 変形と省略の基準
 3 原理と現実

第7章 「離陸」の性格
 1 着陸のための離陸
 2 離陸のための離陸
 3 まとめ

第8章 理想による説明
 1 第三の例
 2 理想としての説明原理

第9章 説明のための説明
 1 虚焦点としての原理
 2 離陸のための離陸

第10章 中休みと寄り道
 1 仮まとめ
 2 英語にはなぜ冠詞があるか
 3 不定冠詞の働き

第11章 技術について
 1 技術の諸相
 2 科学と技術のちがい

第12章 科学的な説明
 1 一般的・総体的・体系的な説明
 2 原理の規範性
 3 理念の降臨

第13章 科学革命について
 1 クーンの科学革命論
 2 パラダイムは問いを規定する
 3 科学革命論をめぐる論争

第14章 垂直的説明と科学
 1 自然科学の説明から落ちるもの
 2 意味を抜いた描写
 3 自然科学の垂直構造

第15章 実験と虚構
 1 虚世界と実世界
 2 虚構の不思議さ
 3 虚構の成立条件
 4 実験と虚構

第16章 水平的説明と形而上学
 1 新たな問い
 2 現実世界の未完結性
 3 水平的な説明

第17章 形而上学に対する反応
 1 形而上学に対する批判
 2 論理実証主義

第18章 知的活動の分類
 1 批判哲学について
 2 これまでのまとめ――知識の分類について

第19章 傘モデル
 1 哲学と形而上学
 2 傘モデル
 3 教養としての哲学

あとがき
用語解説

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