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基礎から学ぶ生命倫理学

基礎から学ぶ生命倫理学

高度な医療やバイオテクノロジーが生活を根底から変えつつある今、必要とされる倫理的リテラシーとは何か。私たちの「命」を考える。

著者、編者、訳者など 村上 喜良
ジャンル 哲学・思想・倫理
ISBN 978-4-326-10181-8
出版年月 2008年4月
判型・ページ数 A5判・232ページ
定価 本体2,700円+税
在庫 在庫あり
 

内容説明

妊娠中絶、生殖補助技術、脳死と臓器移植、安楽死など、生命倫理学で取り上げられる問題は「命」の極限を取り扱いつつも常に私たちの身近にある。「命」と向き合う場面で、私たちは何をどのように考えればよいのか。基礎的な知識を整理し、問題の背景を捉えることで、自ら見きわめ考え抜くための倫理的リテラシーの基本を身につける。

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目次

はしがき

I 基礎を知る

第1章 生命倫理学とは何か
 1 何をどのように考察するのか
 2 どのような特徴と姿勢が必要か
 3 医療倫理やエコロジーなどとの関係

第2章 生命倫理学の基礎知識
 1 ヒポクラテス流の誓いの限界
 2 自律を尊重すること
 3 インフォームド・コンセント
 4 パターナリズム

II 生命倫理学の争点

第3章 人工妊娠中絶
 1 日本の現状
 2 中絶を認める/認めない理由は何か
 3 潜在的人格である胎児とは何か
 4 産む/産まないは女性の権利か
 5 胎児と女性の権利の交差点

第4章 生殖補助技術
 1 拡散する家族
 2 子供を選ぶということ
 3 受精卵を用いた研究は許されるか

第5章 遺伝子操作
 1 神や自然の運命からの解放
 2 遺伝子の排除と選択
 3 遺伝子検査による予防と治療
 4 ヒトを改良し強化する
 5 改良は悲劇の始まりか
 6 解放でも従順でもなく謙虚であること

第6章 脳死と臓器移植
 1 論争を振り返る
 2 問題を整理する
 3 脳の死とは何か
 4 脳の死は人の死か
 5 脳死を判定する基準は何か
 6 脳死からの臓器移植

第7章 安楽死・尊厳死
 1 判例を見る
 2 死が生命の尊厳を超えるとき
 3 死を認める条件とは何か
 4 日本の終末期医療ガイドライン
 5 日本はオランダではない

III 議論を深める

第8章 生命倫理学と宗教の関係
  1 問題の所在
  2 自己決定権的生命倫理学の成立と発展
  3 アメリカにおける生命倫理学と宗教
  4 日本における生命倫理学と宗教
  5 宗教の背後にあるもの

第9章 自己存在と自己決定
  1 私があるということ
  2 他者が交差する自己決定
  3 私は臓器の総和だろうか

第10章 ケアという視点
  1 産まれること・育むこと
  2 死ぬこと・死を看取ること
  3 受け入れて気遣うこと

参照文献一覧
参照ホームページ一覧
あとがき
人名索引
事項索引
法律・宣言・ガイドライン索引

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