基礎から学ぶ生命倫理学
妊娠中絶、生殖補助技術、脳死と臓器移植、安楽死など、生命倫理学で取り上げられる問題は「命」の極限を取り扱いつつも常に私たちの身近にある。「命」と向き合う場面で、私たちは何をどのように考えればよいのか。基礎的な知識を整理し、問題の背景を捉えることで、自ら見きわめ考え抜くための倫理的リテラシーの基本を身につける。
はしがき
I 基礎を知る
第1章 生命倫理学とは何か
1 何をどのように考察するのか
2 どのような特徴と姿勢が必要か
3 医療倫理やエコロジーなどとの関係
第2章 生命倫理学の基礎知識
1 ヒポクラテス流の誓いの限界
2 自律を尊重すること
3 インフォームド・コンセント
4 パターナリズム
II 生命倫理学の争点
第3章 人工妊娠中絶
1 日本の現状
2 中絶を認める/認めない理由は何か
3 潜在的人格である胎児とは何か
4 産む/産まないは女性の権利か
5 胎児と女性の権利の交差点
第4章 生殖補助技術
1 拡散する家族
2 子供を選ぶということ
3 受精卵を用いた研究は許されるか
第5章 遺伝子操作
1 神や自然の運命からの解放
2 遺伝子の排除と選択
3 遺伝子検査による予防と治療
4 ヒトを改良し強化する
5 改良は悲劇の始まりか
6 解放でも従順でもなく謙虚であること
第6章 脳死と臓器移植
1 論争を振り返る
2 問題を整理する
3 脳の死とは何か
4 脳の死は人の死か
5 脳死を判定する基準は何か
6 脳死からの臓器移植
第7章 安楽死・尊厳死
1 判例を見る
2 死が生命の尊厳を超えるとき
3 死を認める条件とは何か
4 日本の終末期医療ガイドライン
5 日本はオランダではない
III 議論を深める
第8章 生命倫理学と宗教の関係
1 問題の所在
2 自己決定権的生命倫理学の成立と発展
3 アメリカにおける生命倫理学と宗教
4 日本における生命倫理学と宗教
5 宗教の背後にあるもの
第9章 自己存在と自己決定
1 私があるということ
2 他者が交差する自己決定
3 私は臓器の総和だろうか
第10章 ケアという視点
1 産まれること・育むこと
2 死ぬこと・死を看取ること
3 受け入れて気遣うこと
参照文献一覧
参照ホームページ一覧
あとがき
人名索引
事項索引
法律・宣言・ガイドライン索引
I 基礎を知る
第1章 生命倫理学とは何か
1 何をどのように考察するのか
2 どのような特徴と姿勢が必要か
3 医療倫理やエコロジーなどとの関係
第2章 生命倫理学の基礎知識
1 ヒポクラテス流の誓いの限界
2 自律を尊重すること
3 インフォームド・コンセント
4 パターナリズム
II 生命倫理学の争点
第3章 人工妊娠中絶
1 日本の現状
2 中絶を認める/認めない理由は何か
3 潜在的人格である胎児とは何か
4 産む/産まないは女性の権利か
5 胎児と女性の権利の交差点
第4章 生殖補助技術
1 拡散する家族
2 子供を選ぶということ
3 受精卵を用いた研究は許されるか
第5章 遺伝子操作
1 神や自然の運命からの解放
2 遺伝子の排除と選択
3 遺伝子検査による予防と治療
4 ヒトを改良し強化する
5 改良は悲劇の始まりか
6 解放でも従順でもなく謙虚であること
第6章 脳死と臓器移植
1 論争を振り返る
2 問題を整理する
3 脳の死とは何か
4 脳の死は人の死か
5 脳死を判定する基準は何か
6 脳死からの臓器移植
第7章 安楽死・尊厳死
1 判例を見る
2 死が生命の尊厳を超えるとき
3 死を認める条件とは何か
4 日本の終末期医療ガイドライン
5 日本はオランダではない
III 議論を深める
第8章 生命倫理学と宗教の関係
1 問題の所在
2 自己決定権的生命倫理学の成立と発展
3 アメリカにおける生命倫理学と宗教
4 日本における生命倫理学と宗教
5 宗教の背後にあるもの
第9章 自己存在と自己決定
1 私があるということ
2 他者が交差する自己決定
3 私は臓器の総和だろうか
第10章 ケアという視点
1 産まれること・育むこと
2 死ぬこと・死を看取ること
3 受け入れて気遣うこと
参照文献一覧
参照ホームページ一覧
あとがき
人名索引
事項索引
法律・宣言・ガイドライン索引
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定価 2,970円(税込)