伝記 ジェームズ・ギブソン

知覚理論の革命

伝記 ジェームズ・ギブソン

知覚理論に革命を起こしたアフォーダンス理論が誕生するまでの長い物語。ジェームズ・ギブソンの思索と生涯の歩みを精細に描く。

著者 E.リード
佐々木正人 監訳
柴田 崇
高橋綾
ジャンル 哲学・思想・倫理
出版年月 2006年11月
ISBN 978-4-326-10165-8
判型・ページ数 A5・500ページ
定価 5,170円(税込)
在庫 在庫あり

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ギブソンの遺稿を整理したエドワード・リードが未公刊のメモを含む全仕事を読み解いた伝記。生態光学が考案される1950年代、知覚システム論が生まれる60年代、そして近代の心の科学を凌駕する生態学的心理学への飛躍がもたらされた70年代。ヨーロッパの知覚研究者との交流など半世紀に及ぶ全思考が生き生きと描かれる。

日本の読者への序文
謝辞
凡例
引用についての注記

プロローグ──ギブソンの構想

第I部 視覚世界へ向かって

第一章 はじまりの頃 一九〇四~一九三一

第二章 デカルトの伝統とギブソンの挑戦

第三章 社会実在主義者の動機

第四章 知覚の運動理論から行為の知覚制御へ

第II部 視覚の革命

第五章 一人のアメリカ心理学者の転換 一九三一~一九五五

第六章 社会心理学者をやめる 一九四一~一九五五

第七章 生きている網膜像の発見

第八章 視覚世界の探索

第九章 網膜像から光配列へ

第一〇章 知覚学習と知覚活動の発見

第III部 イサカの見者

第一一章 イサカの見者:コーネル 一九五五~一九七九

第一二章 科学革命『知覚システム論』

第一三章 像と情報

第一四章 持続するものを見ること

第一五章 視覚への生態学的アプローチ

第一六章 新しい心理学の光景

エピローグ──視覚:不思議で素晴しい仕事

訳者解説とあとがき
参考文献
ギブソンの出版物
索引

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