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原始キリスト教史の一断面 新装版

福音書文学の成立

原始キリスト教史の一断面 新装版

新しい方法と問題意識による貴重な労作。

著者、編者、訳者など 田川建三
ジャンル 哲学・思想・倫理
ISBN 978-4-326-10164-1
出版年月 2006年9月
判型・ページ数 A5判・384ページ
定価 本体4,000円+税
在庫 在庫あり
 

内容説明

原始キリスト教は、それ自体の中ですでに多くの変化発展矛盾相剋を含む複雑な歴史事態である。本書は、この原始キリスト教史のうち、重要な、しかも従来ほとんど注目されていなかった一断面──福音書文学形成の過程──を最初の福音書であるマルコを通してとらえることにより、その複雑な事態に光を投じようと書かれた力作である。

第1版 1968年8月

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目次

まえがき

序論

第一章 問題設定

第二章 方法論──編集史的研究の問題

第一部 マルコの精神的風土

第一章 著者問題

第二章 ガリラヤとエルサレム
 一 問題の所在
 二 解決の試み
 三 ガリラヤの歴史的特異性
 四 マルコの精神的風土
 
第三章 マルコの編集活動と地理的表象
 一 伝承
 二 マルコの地理的表象

第四章 民衆の福音書
 一 問題設定
 二 ラオスとオクロス
 三 群衆を避けるイエス?
 四 ルカの民衆観
 五 マルコ受難物語における群衆

第五章 民族意識の問題
 一 問題設定
 二 イスラエル、異邦人
 三 物語の分析

第二部 マルコの主張

第一章 福音書の構造と主題
 一 問題設定
 二 福音書の構造
 三 キリスト論の主張?

第二章 弟子達の無理解(批判の書)
 一 問題設定
 二 本文の検討
 三 譬話論(四・一〇~一三)
 四 供食の物語
 五 弟子の概念

第三章 イエス活動の二面
 一 教えと奇跡
 二 奇跡の概念
 三 奇跡物語の意義づけ

第四章 驚きと恐れ
 一 様式史的に
 二 宗教的に
 三 マルコにおける驚き恐れの特殊な用法
 四 マルコのイエス観

第五章 イエスの福音

補論

その一 いわゆるメシヤの秘密の問題
 一 問題点
 二 ヴレーデ以後
 三 テクストの分析
 四 結論

そのニ マルコ受難物語に関するトロクメ仮説

文献目録
マルコ福音書引用個所索引

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