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行為と出来事の存在論

デイヴィドソン的視点から

行為と出来事の存在論
著者、編者、訳者など 柏端 達也
ジャンル 哲学・思想・倫理
ISBN 978-4-326-10117-7
出版年月 1997年6月
判型・ページ数 A5判・260ページ
定価 本体3,500円+税
在庫 品切れ・重版未定
 

内容説明

アンスコムやデイヴィドソンの行為論を引き継ぎ、難解といわれるデイヴィドソン哲学を再構築する。また議論を一層精緻にして新しい領域への適用を試みる。

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目次

まえがき

I 基本概念

第1章 出来事という存在者――デイヴィドソニアンの視点から
 1.1 存在者としての出来事
 1.2 出来事の部分全体学
 1.3 出来事・状態・過程
 1.4 出来事の名や記述を日常言語でどう表現するかについて

第2章 行為の存在論――アンスコムの同一性テーゼ
 2.1 出来事としての行為
 2.2 「~によって」関係

第3章 論理形式と統語論
 3.1 出来事に関する述語
 3.2 副詞的修飾語の論理形式と統語論的特徴
 3.3 言語学や文法学のアプローチとの違い

第4章 「対象」と「主体」
 4.1 目的語と「対象」
 4.2 主語と「主体」
 4.3 フィードバックと行為の因果性

第5章 行為の他動性
 5.1 他動的な動詞を含む行為文の論理形式
 5.2 行為としてではなく何かをすることについて
 5.3 本質的に予格を伴う動詞と使役を表す動詞の他動性

第6章 因果的に解釈可能な「~によって」関係
 6.1 因果的な「~によって」関係を表す文の論理形式
 6.2 非他動的動詞が因果的な「~によって」関係の表現に用いられる場合

II 応用問題

第7章 行為の終わりと物語的遡及性
 7.1 殺害の時間の問題
 7.2 「被害者の死によって殺害が終わる」、「殺害に変わる」
 7.3 他動性の観点を用いた問題の解決
 7.4 他動的動詞を含む行為記述の物語的遡及性

第8章 行為の始まりと身体の基礎性
 8.1 ホーンズビーのパズル
 8.2 行為は何かをしようとすることと同一視できるか
 8.3 ホーンズビーのパズルの解決
 8.4 行為の基礎的な記述
 8.5 行為における身体

第9章 行為と道具
 9.1 副詞的修飾語「~で」を含む文の論理形式
 9.2 部分的に使われた道具

第10章 非因果的な「~によって」関係
 10.1 因果的に解釈不可能な「~によって」関係とその論理形式
 10.2 再び「~で」を含む文の論理形式について
 10.3 非因果的な「~によって」関係の問題とその展開
 10.4 暫定的な結語

文献
索引

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