初期中世の哲学

480-1150

初期中世の哲学

プラトン、アリストテレスの受容から論理をめぐる独創的な議論への変遷を描く。

著者 J.マレンボン
中村治
ジャンル 哲学・思想・倫理
出版年月 1992年5月
ISBN 978-4-326-10094-1
判型・ページ数 A5・296ページ
定価 4,400円(税込)
在庫 在庫あり

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西欧文明の起源をたずね、プラトン、アリストテレスの受容を契機とする中世初期。ボエティウス、スコトゥス、アベラルドゥスの論理学/自然学/文法学/神学を探る。

日本語訳への序文
第二版への序
序文

第一部 古代の遺産

第一章 古代世界におけるプラトン派哲学
 プラトン
 プラトン派哲学から新プラトン派哲学へ
 プローティーノス、ポルピュリオス、ラテン新プラトン派哲学

第二章 新プラトン派哲学と教会教父たち
 異教哲学のアウグスティーヌスによる論じ方
 ギリシャ語で著述するキリスト教徒のプラトン派哲学者たち
 イアンブリコス、プロクロス、偽ディオニューシオス
 
第三章 古代の論理学的伝統
 アリストテレス
 古代末における論理学

第四章 ボエーティウス
 学芸についての論文
 論理学的著作
 『聖なる小品集』
 『哲学の慰め』

第二部 中世哲学の始まり

第五章 最も初期の中世哲学者たち
 カッシオドールスからアルクイヌスへ
 アルクイヌスの仲間

第六章 ヨアネス・スコートゥス・エリウゲナ時代における哲学
 コルビーのラトラムヌスとアイルランド人マカリウス
 ヨアネス・スコートゥスと予定説についての論争
 ヨアネス・スコートゥスとギリシャの著作家たち
 『自然の区分』について

第七章 エリウゲナの余波――九世紀と十世紀の初めにおける哲学
 エリウゲナの影響
 学校で用いられる原典に対する注解の伝統
 オセールのレーミギウス

第八章 十世紀と十一世紀初めとにおける論理学と学問
 十世紀の論理学
 古代哲学とキリスト教徒の学者

第九章 アンセルムスの時代における論理学と神学
 弁証法と神学における弁証法の位置
 アンセルムス
 アンセルムスの生徒たちとアンセルムスの影響
 十一世紀末における論理学と文学法

第三部 一一〇〇―五〇年

第十章 教師たちと学校

第十一章 古代の哲学的伝統――学問、科学、詩
 コーンシュのギョーム
 二流の宇宙論的著作
 ベルナルドゥス・シルヴェストリス

第十二章 文法学と論理学
 文法学
 論理学
 アベラルドゥスの論理学の哲学

第十三章 神学
 神学の多様性
 『聖なる小品集』
 ポワティエのギルベルトゥス

第十四章 アベラルドゥスと中世倫理学の始まり

訳者あとがき
追加の注と文献集
文献集
略語集
索引

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