哲学とはなにか

京大ほか関西の研究者によるスタンダードな教科書。独・仏・英米の対立を超えてグローバルな視点から編集、また歴史と方法と課題を三位一体のものとして構成している。

まえがき

Ⅰ　何故そして如何にして哲学か[竹市明弘]

Ⅱ　哲学は如何に考えられたか
　一　古代哲学[内山勝利]
　二　中世哲学[中川純男]
　三　近世哲学――カント以前[宗像恵]
　四　カント[川島秀一]
　五　十九世紀の哲学――フィヒテからマルクスまで[田端信廣]
　六　十九世紀から現代へ[神子上恵群]

Ⅲ　現代哲学の方法と立場
　一　現象学[魚住洋一]
　二　解釈学[中岡成文]
　三　超越論哲学[長澤邦彦]
　四　弁証法[安井邦夫]
　五　哲学的人間学[塚本正明]
　六　記号論[伊藤邦武]
　七　分析哲学[冨田恭彦]

Ⅳ　哲学の諸問題
　一　認識[常俊宗三郎]
　二　存在[溝口宏平]
　三　構造[小川侃]
　四　実存――個と普遍の問題[下村エイジ]
　五　身体[水野和久]
　六　言語[古東哲明]
　七　歴史[丸山高司]
　八　芸術[梅原賢一郎]
　九　宗教[気多雅子]
　十　科学――その構造[美濃正]
　十一　科学――科学史の問題[杉山聖一郎]

参考文献
事項索引
人名索引