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歴史のなかの科学コミュニケーション

歴史のなかの科学コミュニケーション
著者、編者、訳者など B.C.ヴィッカリー
村主朋英
ジャンル 総記・図書館
ISBN 978-4-326-00028-9
出版年月 2002年12月
判型・ページ数 A5判・288ページ
定価 本体3,800円+税
在庫 在庫あり
 

内容説明

本書は、科学史とコミュニケーション史の交差する地点にうちたてられた情報学のための歴史記述である。科学技術は、知識の累積と応用にかかわる社会活動と言える。その過程で科学者・技術者のコミュニケーションは重要な役割を果たしている。彼らはどのような方法によってコミュニケーション過程にふみ出すのだろうか。たとえば16世紀の数学において、新しい研究成果はライバルヘの公開挑戦状という形で示された。学術雑誌が確立されるのは18世紀のことである。こうした科学・技術情報の伝達・継承と蓄積・組織化の過程を歴史的・具体的に追求する。

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目次

はしがき

序説――歴史における科学

第1章 初期文明(~紀元前600年ごろ)
 1-1 文明の夜明け
 1-2 メソポタミア文化
 1-3 エジプト、ペルシア、フェニキア

第2章 古典文化(紀元前600~西暦500年)
 2-1 ギリシアの興隆
 2-2 教育、アカデメイア、リュケイオン
 2-3 文書・文献のコレクション
 2-4 アレクサンドリアとペルガモン
 2-5 ローマ世界
 2-6 ローマ時代の図書と図書館
 2-7 百科全書家
 2-8 西ローマ帝国の終焉

第3章 中世(500~1450年)
 3-1 古典古代的知識の伝達
 3-2 東ローマ帝国
 3-3 アラビア語への伝達
 3-4 アラビア学術の中心地
 3-5 蛮族のヨーロッパ
 3-6 キリスト教と古典文化
 3-7 職人の技術的知識
 3-8 アラビアとの接触
 3-9 シチリア
 3-10 スペイン
 3-11 ラテン語への伝達の完了
 3-12 百科全書家と注解者
 3-13 中世の大学
 3-14 中世の図書と図書館
 3-15 ヨーロッパ諸語の発達
 3-16 人文主義
 3-17 リテラシーと図書の生産
 3-18 印刷術の起源と波及
 3-19 15世紀の図書

第4章 科学革命(1450~1700年)
 4-1 ルネサンス
 4-2 報知者
 4-3 最初の科学アカデミー
 4-4 ロイヤル・ソサイエティ
 4-5 ヨーロッパ各地のアカデミー
 4-6 学術雑誌の発達
 4-7 図書館の発展
 4-8 ヨーロッパと世界

第5章 18世紀
 5-1 18世紀とは
 5-2 学会の発達
 5-3 自然誌博物館
 5-4 学術雑誌の専門化
 5-5 書誌の進展
 5-6 専門用語
 5-7 植物学の言語
 5-8 リンネの体系
 5-9 物質に関する知識
 5-10 化学革命
 5-11 北アメリカにおける初期の科学

第6章 19世紀
 6-1 産業の発達
 6-2 技術の伝達
 6-3 科学における組織
 6-4 書誌に関する新しい展開

第7章 20世紀
 7-1 20世紀科学をとりまく環境
 7-2 産業の発達における不均衡
 7-3 ヨーロッパ以外における科学
 7-4 科学における言語
 7-5 科学における国際性
 7-6 科学文献の発達
 7-7 図書館と情報センター
 7-8 コンピュータと情報処理
 7-9 情報源としてのデータベース
 7-10 科学技術データ
 7-11 科学技術コミュニケーションに関する研究
 7-12 今日の科学情報システム

第8章 結び
 8-1 回顧
 8-2 省察

文献リスト
訳者あとがき
索引

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