情報学の理論と実際

情報学の理論と実際
著者 B.C.ヴィッカリー
A.ヴィッカリー
津田良成 ほか監訳
ジャンル 総記・図書館
出版年月 1995年11月
ISBN 978-4-326-00016-6
判型・ページ数 A5・556ページ
定価 9,350円(税込)
在庫 品切れ・重版未定

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情報システム、検索、利用などの具体例の分析を通して、情報の伝達過程を科学的にとらえなおし、実務としての情報学の将来を考える。

はじめに


第1章 情報学の歴史とその主題範囲
 1.1 情報要求を生みだす要因
 1.2 情報伝達に関する研究
 1.3 情報システムと情報学

第2章 情報への社会的アプローチ
 2.1 産業社会の諸側面
 2.2 社会におけるコミュニケーション
 2.3 情報ニーズ
 2.4 情報環境
 2.5 情報の受け手
 2.6 情報源
 2.7 コミュニケーションのチャネル
 2.8 全体としての情報システム

第3章 より広い文脈で捉えた情報伝達
 3.1 自然界での情報伝達
 3.2 機械とその相互作用
 3.3 文献間の関連
 3.4 人間の情報処理
 3.5 まとめ

第4章 人間と情報
 4.1 注意の選択性と情報への接触
 4.2 メッセージの言語的性質
 4.3 コミュニケーションのメディア
 4.4 情報源と受け手のつながり
 4.5 集団と組織
 4.6 共同体内の伝播
 4.7 人間と情報に関する研究
 4.8 変数、カテゴリ、データ
 4.9 変数の分析
 4.10 指標と指数の開発
 4.11 専門性への志向と情報のチャネル
 4.12 既存の記録の利用
 4.13 母集団、標本、単位
 4.14 人からのデータ収集
 4.15 事例研究
 4.16 科学研究とコミュニケーション
 4.17 心理学分野における調査
 4.18 雑誌における発表
 4.19 二次資料
 4.20 情報の受容
 4.21 実務家の情報ニーズ
 4.22 実務家の特徴
 4.23 実務上の新しい知識の情報源
 4.24 インフォーマル・コミュニケーションの重要性
 4.25 ファーマルな情報源とインフォーマルな情報源との関係
 4.26 建設業における情報流通
 4.27 「市民」の情報ニーズ
 4.28 まとめと考察

第5章 情報検索
 5.1 蓄積・検索の対象
 5.2 ツール、技法、サービス機関
 5.3 情報検索における設計上の問題
 5.4 情報の分析
 5.5 レコードおよびファイルの構造
 5.6 検索式の作成と探索
 5.7 出力の評価
 5.8 検索式の修正
 5.9 一次情報の蓄積

第6章 意味と検索
 6.1 意味の伝達
 6.2 主題検索の実際
 6.3 情報検索の研究
 6.4 共有知識の構造
 6.5 個人的知識
 6.6 記憶の研究
 6.7 言語と論理
 6.8 個人的知識のグローバルモデル
 6.9 人工知能における知識表現
 6.10 情報要求とその表現
 6.11 指示の起源
 6.12 メッセージの指示のための規準
 6.13 指示の標準化
 6.14 検索システムの意味構造
 6.15 索引言語の研究
 6.16 まとめ

第7章 仲介者とインタフェース
 7.1 レファレンス・プロセス
 7.2 仲介者に必要な知識
 7.3 質問の内容
 7.4 質問と回答
 7.5 質問と問題解決
 7.6 会話中の質問
 7.7 協調的対話
 7.8 話し相手のモデル
 7.9 レファレンス・インタビュー
 7.10 オンライン探索のためのインタビュー
 7.11 インタビューのテクニック
 7.12 質問者と仲介者の相互作用の特性
 7.13 オンライン探索のための機械インタフェース
 7.14 構文解析
 7.15 エキスパートシステム
 7.16 MYCINの話
 7.17 レフェラル用エキスパートシステム
 7.18 まとめ

第8章 情報システム
 8.1 情報システムの類型
 8.2 システムの接続
 8.3 電子技術の影響
 8.4 システムの一般的特徴
 8.5 システム開発
 8.6 適切なデータ
 8.7 システム利用の測定
 8.8 情報源と受け手
 8.9 蓄積されたメッセージの利用
 8.10 情報の集積へのアクセス
 8.11 確率分布とモデル
 8.12 待行列
 8.13 要求の衝突
 8.14 蔵書の保存と廃棄
 8.15 蓄積の分散化
 8.16 階層的蓄積
 8.17 情報システムの原則
 
第9章 システムの評価
 9.1 評価規準
 9.2 評価の枠組み
 9.3 レレバンスとその測定
 9.4 サービスの質
 9.5 パフォーマンスの評価
 9.6 システムの効果:費用と費用対効果
 9.7 入手用の探索における収録範囲
 9.8 蓄積されたものからの検索
 9.9 MEDLARSの評価
 9.10 運用中のカレント・アウェアネス・サービス
 9.11 オンライン探索サービス
 9.12 検索の実験的研究
 9.13 要求されたものの入手可能性
 9.14 入手可能性に影響を与える変数
 9.15 文献提供実験
 9.16 サービスの遅延の影響
 9.17 パフォーマンスの低下
 9.18 情報の価値
 9.19 情報サービスの価値の認識
 9.20 まとめ

第10章 社会における情報
 10.1 情報伝達チャネル
 10.2 出版と流通
 10.3 新聞と放送
 10.4 抄録・索引誌
 10.5 図書館と情報サービス
 10.6 公共図書館
 10.7 教育機関の図書館
 10.8 専門図書館と情報サービス
 10.9 相互貸借と図書館協力
 10.10 情報へのアクセス
 10.11 教育についての調査からの教訓
 10.12 情報技術
 10.13 提供機関
 10.14 データベースとデータベース・サービス機関
 10.15 情報提供の状況
 10.16 情報提供の経済学
 10.17 テレマティックスに関連する経済的傾向
 10.18 情報の利用に影響を及ぼしている因子
 10.19 新しい技術の特異な影響
 10.20 最後の疑問

引用文献
付録1 情報学のための規準
付録2 情報学における研究領域
監訳者あとがき
索引

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