〈現代家族〉の誕生
幻想系家族論の死
今日の家族問題の原因を探るために「親の顔が見てみたい!」調査を敢行。現代家族の形成が戦後日本の歴史的・社会的必然によるものであったという、これまで語られることのなかった真実。確かな証拠と論考によって導かれる実証考察学だけが到達した真相とは。これまでの幻想系家族論を一挙に淘汰する著者渾身の最新研究。現代家族の定義はこの本から生まれ変わる。
序 章 食の崩れの原因を求めて
第一章 結婚した娘をもつ母親たちの奇妙な発言
1 自慢じゃないが娘は料理上手
2 娘の料理は食べたことがない
3 崩れた食でも娘には言わない
4 娘に料理は教えなかった
第二章 元祖新人類の母親たち
1 「食」の原点を喪失した女たち
2 真似したくなかった昔ながらの食事
3 「習う」ことなくさせられた「お手伝い」
4 料理学校へ行き始めた女たち
5 墨塗り教科書──「新教育」で育った女たち
6 古いものを否定した女たち
7 働き出した女たち
8 遊び始めた女たち
9 夢は「家つきカーつきババア抜き」
第三章 激変する台所と家庭の食
1 卓袱台を捨てた主婦たち
2 コンロから電子レンジまで、台所の激変
3 便利な家電と家族の変化
4 都市化と食のクロスオーバー
5 日本の食が変わった時代
6 「新しいもの」「違うもの」がご馳走
7 インスタントと食の近代化
8 「素材発想」から「メニュー発想」へ
9 「素」がなければ作れない
第四章 「新専業主婦」の誕生
1 電化を急進させた家庭
2 テレビとマスコミ時代の始まり
3 情報を消費する主婦たち
4 出かけずにいられない主婦たち
5 「新専業主婦」の誕生
6 オーブンの購入と趣味化する家事
第五章 「お子様」時代の始まり
1 「お子様」時代の始まり
2 経験者の知恵より「育児情報」
3 育児書と変わる育児
4 ウチの娘も「習い事」
5 「好き嫌い」のない子供たち
6 「子供中心食」家庭の始まり
7 年中行事より子供の誕生会
第六章 「伝えない」「教えない」母親たち
1 子供の意思を尊重したい
2 「個性尊重」だから無理させない
3 人それぞれ、いろいろあっていい
4 理由があれば、何でもアリ
5 一応、一通り、とりあえず、人並み
6 「普通」であれば受け入れる
7 見た目よければ、それでよし
8 時代、時代で変わるから
9 「続ける」より「乗り換え」が大事
10 「御節」という集団幻想
第七章 「してあげたい」「してあげる」母親たち
1 「してもらう」手伝いから「させてあげる」手伝いへ
2 「なんとかなる」から教えない
3 伝えられない「お袋の味」
4 「してあげたい」母親たち
5 娘が「かわいそう」「大変」
第八章 「お楽しみ」繋がりの三世代
1 文句を言わぬ男たち
2 アクティブシニアミセスの誕生
3 「お楽しみ」繋がりの三世代
終 章 〈現代家族〉の誕生──そして必然的に食は崩れた
あとがきにかえて──幻想系家族論の死
第一章 結婚した娘をもつ母親たちの奇妙な発言
1 自慢じゃないが娘は料理上手
2 娘の料理は食べたことがない
3 崩れた食でも娘には言わない
4 娘に料理は教えなかった
第二章 元祖新人類の母親たち
1 「食」の原点を喪失した女たち
2 真似したくなかった昔ながらの食事
3 「習う」ことなくさせられた「お手伝い」
4 料理学校へ行き始めた女たち
5 墨塗り教科書──「新教育」で育った女たち
6 古いものを否定した女たち
7 働き出した女たち
8 遊び始めた女たち
9 夢は「家つきカーつきババア抜き」
第三章 激変する台所と家庭の食
1 卓袱台を捨てた主婦たち
2 コンロから電子レンジまで、台所の激変
3 便利な家電と家族の変化
4 都市化と食のクロスオーバー
5 日本の食が変わった時代
6 「新しいもの」「違うもの」がご馳走
7 インスタントと食の近代化
8 「素材発想」から「メニュー発想」へ
9 「素」がなければ作れない
第四章 「新専業主婦」の誕生
1 電化を急進させた家庭
2 テレビとマスコミ時代の始まり
3 情報を消費する主婦たち
4 出かけずにいられない主婦たち
5 「新専業主婦」の誕生
6 オーブンの購入と趣味化する家事
第五章 「お子様」時代の始まり
1 「お子様」時代の始まり
2 経験者の知恵より「育児情報」
3 育児書と変わる育児
4 ウチの娘も「習い事」
5 「好き嫌い」のない子供たち
6 「子供中心食」家庭の始まり
7 年中行事より子供の誕生会
第六章 「伝えない」「教えない」母親たち
1 子供の意思を尊重したい
2 「個性尊重」だから無理させない
3 人それぞれ、いろいろあっていい
4 理由があれば、何でもアリ
5 一応、一通り、とりあえず、人並み
6 「普通」であれば受け入れる
7 見た目よければ、それでよし
8 時代、時代で変わるから
9 「続ける」より「乗り換え」が大事
10 「御節」という集団幻想
第七章 「してあげたい」「してあげる」母親たち
1 「してもらう」手伝いから「させてあげる」手伝いへ
2 「なんとかなる」から教えない
3 伝えられない「お袋の味」
4 「してあげたい」母親たち
5 娘が「かわいそう」「大変」
第八章 「お楽しみ」繋がりの三世代
1 文句を言わぬ男たち
2 アクティブシニアミセスの誕生
3 「お楽しみ」繋がりの三世代
終 章 〈現代家族〉の誕生──そして必然的に食は崩れた
あとがきにかえて──幻想系家族論の死
関連書籍
-
定価 1,980円(税込)