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魅惑のブス [Queer Japan]

魅惑のブス

既存のエロス的、美的秩序では下位に位置づけられる人々、「ブス」。その魅力を徹底分析、人間にとって美麗とは何かを考える。

著者、編者、訳者など 伏見憲明
ジャンル 社会・女性
ISBN 978-4-326-65232-7
出版年月 2000年10月
判型・ページ数 A5判・224ページ
定価 本体1,700円+税
在庫 品切れ・重版未定
 

内容説明

クィアな「ブス」とは、「ブス」であることを受け入れながら、それを肯定的に表現し、楽しむ姿勢を持っている人を言うのだ。僕らはそういう「ブス」でありたいし、また、そうでなければ人生は生まれ持った資源や社会的条件に拘束されるだけで、つまらないものになってしまう。そう、僕らは、「ブス」を簡単に克服することはできないが、「ブス」であることを徹底的に活用することで、人生に珍種の大輪を咲かせることはできるのだと、信じたい。二一世紀が始まるのだ。せいぜい人々を魅惑するブスに変身しようではないか。<「魅惑のブス」伏見憲明>本文より抜粋

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目次

Ⅰ 特集「魅惑のブス」

プロローグ

魔女会議[ナンシー関、マツコ・デラックス]

魅惑のブス[伏見憲明]

ブス釜座談会「ブスでも女装でもオネェでも」[サセコ、ジュンコ、ナヨミ]

パワフル・ブス・ライフ!――あるブス女との対話[木村薫子]

「ブス」とエロスと差別の関係

ヤマンバギャルが出来るまで[速水由紀子]

座談会「アザ」と「ハゲ」の政治学[石井政之、須長史生]

私のブス人生[森村昌生]

Photograph「ブス・ドリーム」model by esmlarda/tatsuro photo by eiki mori

「ブス」スタディーズ

ブス文学の系譜――「ブス論」の第一人者、大塚ひかりに聞く

Photograph「ブスの肖像」model by meimi/matsuko photo by shinobu shimomura

なぜ「ブス」は存在するのか――生物学から見た「ブス」の意味 [蔵琢也]

イン・ビットウィーン――ジュディ・ガーランドについて[篠儀直子]

美形の解剖学[宮永美知代]

フェミニズムは「ブス」を救えるか

美という評価基準――心の中の問題[吉澤夏子]

ときめくブスは美しくなる[田中美津]

ブスとおばさんの彼岸――ルサンチマンを乗り越える居直り人生のススメ[丸尾音々]

エピローグ

竹田青嗣インタビュー「美醜とは人間にとってなにか」

Ⅱ 小説・論文

「セクシュアリティの科学」研究最前線――『クィア・サイエンス』著者サイモン・ルベイに聞く[高森晃一]

小説「女塊」[小村悠]

クィア理論とポスト構造主義――反形而上学の潮流として[野口勝三]

編集後記

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