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生殖技術とジェンダー [フェミニズムの主張]

生殖技術とジェンダー
著者、編者、訳者など 江原 由美子
ジャンル 社会・女性
ISBN 978-4-326-65192-4
出版年月 1996年9月
判型・ページ数 四六判・444ページ
定価 本体3,600円+税
在庫 在庫あり
 

内容説明

生殖技術をめぐる<生殖・技術・言論>の三層とジェンダーの錯綜した関連を解きほぐす。漂流する「女性の自己決定権」はどこへ向かおうとするのか。

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目次

はじめに



第一章 人間・生命・倫理[井上達夫]
 1 憂鬱
 2 線引き問題
 3 胎児と生命権
 補論 生命倫理と公論の哲学

第二章 女性の自己決定権の擁護――リプロダクティヴ・フリーダムのために[加藤秀一]
 1 女性の自己決定権――何が問題か
 2 中絶の批判に対する反論――井上達夫氏の所論を中心に
 3 リプロダクティヴ・フリーダムの方へ

第三章 胎児・女性・リベラリズム――生命倫理の基礎再考[井上達夫]
 1 はじめに
 2 「胎児の味方は女性の敵」か?
 3 「線引き」の誤謬はどこにあるか――葛藤論の視点
 補記

第四章 「女性の自己決定権の擁護」再論[加藤秀一]
 1 「女性の自己決定権の擁護」について
 2 女性の自己決定権を再び擁護する
 3 おわりに――「生命権」の問題
 「論争」の余白に



第五章 性と生殖をめぐる政治――あるドイツ現代史[市野川容孝]
 1 フェミニズムと新しい性倫理
 2 フェミニズムと優生学
 3 ナチズム期の優生政策
 4 歴史の現在

第六章 「不妊治療」をめぐるフェミニズムの言説再考[柘植あづみ]
 1 「不妊治療」に対するフェミニズムの視点とは何か
 2 「不妊治療」に関する日本のフェミニズムの言説の検討
 3 「産む」ことに対する評価
 4 「不妊治療」テクノロジーに対する評価
 5 「自己決定」再考
 6 おわりに

第七章 生殖技術と家族[浅井美智子]
 1 家族を変える生殖技術
 2 だれが先端生殖技術の臨床基準を決めるのか?
 3 女性の「子産み」をめぐる問題
 4 現代家族における子どもの意味
 5 文化・社会的背景からみた先端生殖技術の実施基準に望むこと

第八章 ≪生殖革命≫という言説――ピーター・シンガー批判のために[川本隆史]
 1 生殖技術の推進と専門家によるコントロール――『生殖革命』のプロパガンダ
 2 称賛、断罪、追随――シンガーは日本でどう読まれたか
 3 欲望と選択の解剖学へ――フェミニズムの視座から



第九章 生命・生殖技術・自己決定権[江原由美子]
 1 はじめに
 2 「胎児の生命権」対「女性の自己決定権」?――井上・加藤論争の論点
 3 優生思想とフェミニズム――市野川論文をめぐって
 4 フェミニズムは「不妊治療」をどう見るのか――柘植論文をめぐって
 5 生殖技術の臨床基準に見る日本の家族――浅井論文をめぐって
 6 生殖への人為的操作をどう評価するか――川本論文をめぐって
 7 生殖技術とジェンダー―「女性の自己決定権」はなぜ「女性の」自己決定権なのか

付録 「優生保護法」をめぐる最近の動向
参考文献
索引
執筆者紹介

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