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正義の論理 [数理社会学シリーズ]

公共的価値の規範的社会理論

正義の論理
著者、編者、訳者など 土場学 編著
盛山和夫 編著
ジャンル 社会・女性
ISBN 978-4-326-64870-2
出版年月 2006年6月
判型・ページ数 A5判・256ページ
定価 本体3,300円+税
在庫 品切れ・重版未定
 

内容説明

社会は、共同性を志向する人々の公共的価値として存在している。さまざまな規範的理論を、普遍的に語る「公共社会学」の可能性。本巻は応用編。<社会>についての規範的な構想を「正義」という理念のもとに表象する。すべての人に理解できるような普遍的な言語・論理によって社会学の知を公共的なものにする試み。

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目次

数理社会学のシリーズ刊行にあたって

第4巻 はしがき:公共社会学の構想へむけて[土場学・盛山和夫]

序章 現代正義論の構図[盛山和夫]
 0.1 なぜ「正義」なのか
 0.2 個人と個人を超えるもの
 0.3 平等論
 0.4 文化多元主義
 0.5 「正義論」の課題

第1章 <自由>の論理――自由の社会学理論の構築へ向けて[土場学]
 1.1 はじめに
 1.2 自由とは何か:What is Freedom?
 1.3 自由にはなぜ価値があるのか:Why is freedom valuable?
 1.4 自由はいかにして可能か:How is freedom possible?
 1.5 おわりに:ふたたび、自由とは何か

第2章 <効用>の論理――ハーサニ型効用総和主義の失敗[三谷武司]
 2.1 効用総和主義とは何か
 2.2 フォン・ノイマン-モルゲンシュテルン効用関数
 2.3 ハーサニ型効用総和主義の検討
 2.4 結論

第3章 <平等>の論理――リベラリズムとの関係を軸にして[瀧川裕貴]
 3.1 厚生の平等と資源の平等
 3.2 ドゥオーキンの資源平等論
 3.3 センの潜在能力の平等論
 3.4 結論

第4章 <公平>の論理――誰をどのように含めるのか[斎藤友里子]
 4.1 公平概念の曖昧さ
 4.2 規範理論と公平概念
 4.3 規範理論の構造
 4.4 公平評価の経験理論
 4.5 同一条件同一処遇としての公平:その形式的特性
 4.6 「不公平」とされるもの

第5章 <自生的秩序>の論理――ゲーム理論と正義[石原英樹]
 5.1 はじめに
 5.2 自生的秩序のさまざまな論理
 5.3 相互扶助を語る自生的秩序――1990年代の進化ゲーム理論
 5.4 権力を語る自生的秩序――チキン・ゲーム実験が示すもの

第6章 <民主的決定>の論理――判断モデルにもとづく認識的ポピュリズム[富山慶典]
 6.1 民主的決定ルールの正当化
 6.2 ライカーのポピュリズム批判
 6.3 ライカーの批判論にたいするポピュリストからの反論
 6.4 ルソーの一般意志とコンドルセの陪審定理
 6.5 認識的ポピュリズムの可能性と限界

第7章 <自己決定/ケア>の論理──中絶の自由と公私の区分[山根純佳]
 7.1 自己決定と生命倫理
 7.2 胎児の権利
 7.3 「権利」と非介入の原則
 7.4 「ケアの倫理」と中絶の決定
 7.5 宗教的寛容論と中絶
 7.6 道徳的能力と自己決定権

第8章 <福祉>の論理──何のための社会保障制度か[盛山和夫]
 8.1 包括的な社会保障としての「福祉」
 8.2 マルクス主義と社会民主主義
 8.3 財の平等主義
 8.4 自由
 8.5 助け合いと社会の品格

終章 正義・不正義・反正義──現代正義論と公共社会学の可能性[土場学]

人名索引
事項索引
執筆者略歴

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