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ルーマン/社会の理論の革命

ルーマン/社会の理論の革命

我々はどのような社会に生きているのだろう。20世紀における思想最大の冒険であるルーマン理論を総体的、徹底的に解説した労作。

著者、編者、訳者など 長岡克行
ジャンル 社会・女性
ISBN 978-4-326-60195-0
出版年月 2006年9月
判型・ページ数 A5判・712ページ
定価 本体9,500円+税
在庫 在庫あり
 

内容説明

ルーマンの理論は一口に「操作的に閉じたオートポイエティックで自己言及的なシステム理論」といわれる。本書はこの要約に含まれる単語を一つ一つ解きほぐすように6部18章にわたって説明する。

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目次

まえがき

序 論 社会の理論の新しい試み
 1 新たな不透明性
 2 社会の理論の革新
 3 本書の構成
 補論I ルーマンの略歴と彼の社会学理論の見取り図

I 研究プロジェクト「社会の理論」

第一章 社会の理論に先立つ決定
 1 はじめに
 2 理論的な決定

第二章 空席としての社会の理論
 1 従来の社会の理論における社会
 2 社会システムとしての社会
 3 「複合性の縮減」に対する批判

第三章 社会システム理論の基本視座
 1 通常なものの「ありそうになさ」
 2 普遍性要求と社会的なもの

II 自己言及的システム

第四章 システム理論とオートポイエーシス理論
 1 差異理論としてのシステム理論
 2 オートポイエーシス
 3 自己組織化論からオートポイエーシス理論へ
 補論II ルーマンはオートポイエーシスを「誤解」しているか?

第五章 自己言及的システムの理論
 1 オートポイエティック・システム
 2 システムの自己生産と観察
 3 自己言及
 4 自己言及的システムの理論の主導差異
 5 社会システムのオートポイエーシスの特殊性

第六章 区別と観察
 1 形成
 2 メディアと形式
 3 観察

III 意味システム

第七章 意味と情報
 1 はじめに
 2 意味の指示構造と意味の処理
 3 情報と構造因果性
 4 意味の三次元
 5 意味構成の発生論とシンボルによる一般化

IV 社会システム

第八章 社会システムの形成
 1 社会的な秩序はいかにして可能か?
 2 二重の偶発性と社会システムの形成

第九章 コミュニケーション
 1 コミュニケーション概念の再編成
 2 コミュニケーション
 3 コミュニケーションと行為
 4 社会的(ゾチアール)行為と社会的(ゲゼルシャフトリッヒ)行為

第一〇章 社会システムと心的システム──構造的カップリング
 1 システム理論と人間
 2 意識のオートポイエーシス
 3 構造的カップリング
 4 社会システムと心的システムの構造的カップリング
 5 コミュニケーションと間主観性

第一一章 社会システムの構造
 1 構造主義的理論に対する批判
 2 構造の概念
 3 出来事と構造
 4 社会システムの構造としての期待

第一二章 社会システムの構造の変化
 1 構造の変化の条件としてのオートポイエーシス
 2 進化理論への接続
 3 進化の領域

第一三章 社会システムにおける矛盾とコンフリクト
 1 矛盾
 2 コンフリクト

V 社会というシステム

第一四章 社会の概念
 1 社会システムの三類型
 2 「認識論的障害」の打破
 3 操作的な閉じと社会による環境観察
 4 社会による自己観察
 5 相互行為と社会の差異、組織と社会の差異
 補論III ルーマンのシステム理論は「システムを不当前提」しているか?

第一五章 近代社会の構造とその諸帰結
 1 機能的分化
 2 機能システムの二項的コード化
 3 機能的に分化した社会
 4 機能的分化の社会的な諸帰結
 補論IV 生活世界について

VI 操作的構成主義と社会記述の方法

第一六章 構成主義的認識論
 1 社会の自己記述問題
 2 構成主義的認識論

第一七章 社会記述の方法
 1 脱存在論的な観察としての第二階の観察
 2 オートロジカルな社会の理論

第一八章 システム合理性
 1 初期ルーマンのシステム合理性
 2 自己テストとしてのシステム合理性

あとがき
引用文献
事項索引
人名索引

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