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社会の見方、測り方

計量社会学への招待

社会の見方、測り方

たくさんの謎や驚きに満ちた〈社会〉をデータで裏付け、そのしくみを体感するために。世の中のしくみをとらえるための社会学入門。

著者、編者、訳者など 数理社会学会 監修
与謝野有紀 編集
栗田宣義 編集
間淵領吾 編集
安田雪 編集
高田洋 編集
ジャンル 社会・女性
ISBN 978-4-326-60186-8
出版年月 2006年7月
判型・ページ数 A5判・408ページ
定価 本体3,400円+税
在庫 在庫あり
 

内容説明

『社会を〈モデル〉でみる――数理社会学への招待』とあわせて、この2冊は数理社会学の世界を紹介する入門書である。犯罪と経済状態、性別役割意識、教育と不平など、「データを使ってこういう現象の分析をしてみたいのですが、どうしたらいいでしょう」という人に。“新”社会学のススメ。

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目次

刊行の辞
はじめに

本書の使い方

1 データの構造をあきらかにする

【データをつくる】
 1-1 社会現象に数値をあたえる:プリ・コード、アフター・コード、内容分析――社会学とデータ

【データの適切さを考える】
 1-2 標本から全体を推測する:標本抽出と統計的推論――調査の成功と失敗
 1-3 欠けたデータの補い方を探る:欠損データ分析――調査データの欠落に対処する

【データの分布をしらべる】
 1-4 分布のかたちを数値であきらかにする:代表値と散布度――日本の核家族化
 1-5 分布のかたちをグラフであきらかにする:ヒストグラム、箱ひげ図、散布図――犯罪と経済状態
 1-6 分布の不平等を測る:ジニ係数、アトキンソン尺度――経済的不平等と犯罪

2 社会現象の原因と結果をあきらかにする

【2つの変数の関連をあきらかにする】
 2-1 連続的な2つの変数の関連の強さを測る:相関係数――自殺と社会的統合
 2-2 カテゴリカルな2つの変数の関連を検討する:ユールのQ、四分点相関係数、独立性の検定――投票行動の予想と実際

【ある1つの社会現象の原因を調べ予測する】
 2-3 連続的な変数の原因を説明する:一般線型モデル(GLM)、回帰分析、分散分析――家事分担と不公平感
 2-4 カテゴリーに分けられた社会事象の原因を調べ予測する:プロビット分析、ロジット分析――社会階層と教育機会
 2-5 異なる分析レベルの因果を同時に考える:階層線型モデル(HLM)――社会的不平等と学校
 2-6 質的データからメカニズムを探る:ブール代数分析――戦争責任の言説の解剖

【複数の社会現象の因果構造をあきらかにする】
 2-7 3つの変数間の因果構造を調べる:ブレイラックの因果推論――宗教と自殺
 2-8 3つ以上の変数の因果関係をモデル化し関係の強さを調べる:パス解析、構造方程式モデル――社会的地位はどのように形成されるか

【社会学的概念を測定し、その社会現象の因果構造をあきらかにする】
 2-9 社会学的概念を測定し、その因果関係をあきらかにする:共分散構造分析――地位達成アスピレーションと社会階層

【社会現象の時間的変化の原因を探る】
 2-10 ある社会現象が生じるまでの時間の長さを予測する:イベントヒストリー分析――勤続と離職
 2-11 時系列データから社会現象を予測し原因を調べる:ARIMAモデル――アノミーと犯罪

3 社会構造の様態を記述する

【結びつきをとらえる】
 3-1 行為者間の関係を描く:ソシオグラム、隣接行列、所属行列――工場作業者の人間関係
 3-2 行為者の位置関係を調べる:結合関係と構造同値――職場の人間関係と生産性
 3-3 結びつきを指標化する:同質性(異質性)の距離と密度――パーソナルネットワークの結びつきと葛藤状況
 3-4 関係を縮約する:ブロックモデル――世界システムの構造

【社会的カテゴリー間の関連のしくみをとらえる】
 3-5 社会的地位の結びつきの大きさを調べる:移動指標――社会移動と社会の開放性
 3-6 社会的カテゴリー間の結びつきのパターンをあきらかにする:ログリニア・モデル――母娘の家族形成プランの類似性

【変数や分析対象の類似性を把握する】
 3-7 複数の連続変数間の類似性を検討し要約する:因子分析――権威主義的攻撃とF尺度
 3-8 複数のカテゴリー変数の類似性を検討する:双対尺度法と数量化III類――趣味と文化的慣習行動
 3-9 類似性にしたがって、分析対象をいくつかの集団に分ける:クラスター分析――社会的地位の非一貫性
 3-10 複数の変数の位置関係を空間上に描き出す:多次元尺度構成法(MDS)――職業評定の構造

【変数を合成する】
 3-11 複数の項目の信頼性を検討する:尺度構成とα係数――性別役割意識
 3-12 複数の変数を重みづけて新たな合成変数を作る:主成分分析――都市度

4 もっともふさわしいモデルをえらぶ

【モデルの説明力をたかめる】
 4-1 モデルを選択し診断する:決定係数とVIF――女性の階層帰属意識
 4-2 モデルの当てはめの良さを測る:適合度指標――教育と不平等
 4-3 より効率的なモデルを選ぶ:AIC――福祉国家の形成と産業化

付録 計量社会学の論文を提出するまえに
チェックリスト:計量論文を書き終えたら

参考文献
あとがき
事項索引
人名索引

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