ホーム > 社会ネットワーク分析の基礎

社会ネットワーク分析の基礎

社会的関係資本論にむけて

社会ネットワーク分析の基礎
著者、編者、訳者など 金光淳
ジャンル 社会・女性
ISBN 978-4-326-60164-6
出版年月 2003年12月
判型・ページ数 A5判・340ページ
定価 本体4,700円+税
在庫 在庫あり
 

内容説明

人と人、社会と社会などあらゆるレベルのつながりをとらえる思想と技法。合理的選択理論と並ぶ、現代社会科学の強力なパラダイム。社会学をはじめ政治学や経営学、人類学など様々な分野でつながり・関係に着目した研究が発展を遂げている。合理的選択理論とともに、現代社会科学の土台を形成している社会ネットワーク分析の思想・歴史・モデルを体系化し、社会構造の研究からソーシャル・キャピタル研究への転回を跡づける。

このページのトップへ

目次

まえがき

第1部 社会ネットワーク分析への招待

第1章 社会ネットワークを導入する
 1.1 ある社会ネットワークからの出発
 1.2 社会をどうみるか──社会構造の4つの概念
 1.3 社会構造はどうモデル化されるか
 1.4 社会ネットワーク分析の研究態度

第2章 社会ネットワーク分析はどこからきたか
 2.1 学問の発展サイクル──社会ネットワーク分析の科学社会学
 2.2 プレ・パラダイム革命期──社会ネットワーク分析の前史
 2.3 パラダイム革命期
 2.4 ポスト・パラダイム革命期

第3章 社会ネットワーク分析にはどんな数学が必要か
 3.1 社会ネットワークを表現する根本ツールとしてのグラフ
 3.2 方向をもつグラフ──ダイグラフ
 3.3 社会ネットワークの行列表現とその演算
 3.4 特殊な諸グラフ

第1部のまとめ

第2部 社会構造概念の彫琢

第4章 社会構造概念はどのように豊穣化されるか
 4.1 社会構造概念のモデリング様式
 4.2 古典的な社会構造の概念のモデリング──クリークの同定

第5章 ポジションとロール──地位・役割をどうモデル化するか
 5.1 ポジションとロールの関係主義的な定義
 5.2 ポジション=ロールのモデル化
 5.3 ポジション=ロール関係の記述の仕方──ブロックモデリング
 5.4 社会構造を簡約化する手順──ブロックモデリングの手順
 5.5 関係の関係を分析するツール──関係代数
 5.6 ローカルな個人の視点から役割関係を見る──関係ボックス
 5章のまとめ

第6章 中心性──ネットワークにおける階層構造をどうモデル化するか
 6.1 グラフ理論による中心概念のモデル
 6.2 地位中心モデル──パワーと権威付け
 6.3 新しいタイプの中心性モデル──情報・病理の伝播中心性モデル
 6.4 集団の中心化傾向のモデル化
 6章のまとめ

第7章 アフィリエーション・ネットワーク──個人と組織の関係をどうモデル化するか
 7.1 アフィリエーション・ネットワーク
 7.2 ガロア束──組織と個人の包摂関係を詳細に表す
 7章のまとめ

第8章 統計的社会ネットワーク・モデル──妥協か進歩か
 8.1 統計モデルと社会ネットワーク分析
 8.2 トライアッド・センサスと推移性の測定――三者関係の統計分析
 8.3 社会ネットワークのマルコフ連鎖過程モデル──社会関係の離散確率モデル
 8.4 p1モデル族──結合関係の諸傾向をパラメーター化し、推定する
 8.5 p*モデルの展開と統計的社会ネットワーク・モデリングの定着

第3部 ソーシャル・キャピタル研究:組織論への転回

第9章 ソーシャル・キャピタルの理論の可能性
 9.1 社会ネットワーク分析は社会学にどのように受容されたか
 9.2 社会ネットワーク研究のゆくえ──組織論への転回
 9.3 ソーシャル・キャピタルとは何か
 9.4 ソーシャル・キャピタル論の発展と論争点
 9.5 ソーシャル・キャピタルの計量モデルと尺度
 9.6 どうしてアブラハムは支持の動員に成功したか?──社会的関係資本論の観点から

第10章 社会ネットワーク分析をどう学ぶか──文献ガイド
 10.1 社会空間を探索する社会ネットワーク分析への入門方法
 10.2 総合的、技法的な社会ネットワーク分析の文献
 10.3 7つのテーマ分類と文献ガイド

参考文献
あとがき
人名索引
事項索引

このページのトップへ