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日本経済─混沌のただ中で

日本経済─混沌のただ中で
著者、編者、訳者など 井村喜代子
ジャンル 経済
ISBN 978-4-326-55049-4
出版年月 2005年6月
判型・ページ数 384ページ
定価 本体2,800円+税
在庫 在庫あり
 

内容説明

日本経済の苦悩は長く国家政策は迷走を続けている。本書は1990年以降、日本経済がなぜ「混沌」たる状況に陥ったのかにせまる。

日本経済に対する国家の景気対策はかえって事態を悪化させ、より強力な各種の政策が登場するが、成果はない。国際的には米国主導の規制緩和と国際的投機的金融活動のうねりがあった。国際関係と国家政策に焦点をおいて、日本経済が「混沌」たる状況に陥った全体像を「小泉構造改革」をも含めて解明する。

女性の経済学の先生の研究が大変分かりやすく、かつ鋭く記述されており感銘致しました。(女性 43才 主婦)

正誤表(PDF)

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目次

序章 現代資本主義の変質
 第一節 「金・ドル交換」停止と変動相場制への移行
 第二節 新自由主義政策の台頭
 第三節 国際的金融システムの変容と投機活動の恒常化

第Ⅰ部 1980年代の日本経済
    ──80年代の経済発展、80年代後半の好景気とバブル──

第一章 1980年代における新自由主義政策と日本経済発展の特徴
 第一節 新自由主義政策の実施
 第二節 輸出依存的成長、ME化の普及、大規模開発政策
 第三節 対外投資の本格的展開

第二章 1980年代後半における好景気とバブル
 第一節 大幅円高のもとでの好景気の出現
 第二節 近年のバブルの規定
 第三節 大量の低金利資金の供給・調達──バブルの基礎
 第四節 株式バブル
 第五節 住宅地・土地の特殊なバブル
 第六節 好景気とバブルの総体把握──“バブル好況”説への批判を兼ねて

第Ⅱ部 混沌たる状態に陥った日本経済(1990~2004年)

序節 アメリカの経済再生と世界的覇権の強化

第一章 好景気終焉・バブル崩壊とそれへの国家対策
 第一節 輸出依存的成長の破綻
 第二節 バブルの崩壊と金融機関の不良債権膨大化・経営危機
 第三節 景気対策の柱──公共投資拡大、超低金利、規制緩和

第二章 迷走する政策、混沌たる日本経済
 第一節 景気対策の行詰りと弊害
 第二節 1997・98年の金融危機と膨大な「公的資金」投入
 第三節 金融ビッグバンとメガバンクの誕生──金融システム安定化への逆作用
 第四節 消費の冷え込み、国内産業停滞、失業・雇用状態悪化、の悪循環
 第五節 「小泉構造改革」──不良債権最終処理、民営化
 第六節 迷走を続ける金融政策

 第六節への補足 「デフレ」論・「インフレ・ターゲット論」の混乱

終りに
 第一節 財政危機の意味するもの
 第二節 「現代資本主義の変質」のもとで

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