技術伝播と経済成長

グローバル化時代の途上国経済分析

技術伝播と経済成長
著者 戸堂 康之
ジャンル 経済
シリーズ シリーズ経済 > 開発経済学の挑戦
出版年月 2008年5月
ISBN 978-4-326-54600-8
判型・ページ数 A5・280ページ
定価 3,630円(税込)
在庫 在庫あり

この本への感想・お問い合わせ

経済成長の源泉である技術伝播は決して容易ではない。本書は途上国への技術伝播、ひいては途上国の経済成長は適切な技術導入政策が必要であることを主張する。

本書は、特に、長期的な経済成長の源泉は技術進歩にあるという考えのもとに、経済のグローバル化に伴って進展する国際貿易や外国直接投資が、途上国の技術進歩にどのような影響を及ぼすかに焦点を当てて分析する。また実証的には、企業単位のデータを利用した応川ミクロ計量経済分析を多く用いているのも、本書のもう一つの特徴である。

はしがき

第1章 経済成長・技術伝播・グローバル化
 1.1 本書の焦点
 1.2 世界各国の所得レベルと成長
 1.3 経済成長の理論研究の展開
 1.4 経済成長の実証研究の展開
 1.5 途上国への技術伝播の経路
 1.6 本書の構成と要約

第2章 基本的内生成長モデルにみる途上国の経済成長
 2.1 モデルの設定
 2.2 モデルの均衡
 2.3 途上国の成長に対する含意と問題点
 補論 規模効果に関する実証結果

第3章 国際貿易と経済成長
 3.1 国際貿易と経済成長の理論
 3.2 国際貿易と経済成長の実証分析
 3.3 要約と考察

第4章 外国直接投資と経済成長
 4.1 外国直接投資の理論
 4.2 外国直接投資と経済成長の実証分析
 4.3 要約と考察
 補論 直接投資のミクロ実証分析に関する留意点

第5章 外国直接投資による技術伝播のミクロ実証分析
 5.1 インドネシアの事例
 5.2 中国中関村科学技術園の事例
 5.3 結  論

第6章 途上国での研究開発活動と技術導入:理論と実証
 6.1 はじめに
 6.2 理論モデル
 6.3 複数の定常状態を持つ均衡
 6.4 複数の定常状態の実証分析
 6.5 複数均衡の実証分析に関する先行研究
 6.6 結論と政策的含意
 補論 データの構築方法

第7章 外資企業による途上国での研究開発活動の決定要因
 7.1 外資企業による途上国での研究開発の実態
 7.2 日系企業による研究開発活動の決定要因

第8章 グローバル化時代の途上国への政策提言

補章A 企業レベルのTFPの計測方法
 A.1 多角的TFP指数
 A.2 ノンパラメトリック的手法による生産関数の推計

補章B 差分GMM・システムGMM推計の原理と利用法

参考文献
索  引

ご注文

3,630円(税込)

個人情報の取扱いについて

このサイトでの購入手続きにおける個人情報の取扱いについて下記リンク先にてご案内しております。
『商品購入における個人情報の取扱いについて』

商品をご購入いただく際はこちらに同意をしたうえでお支払方法(クレジットカードまたは代金引換)をお選びください。

ネット書店で購入する

  • 楽天ブックス
  • Amazon
  • 紀伊國屋書店
  • honto
  • ヨドバシ.com
  • bookfanプレミアム
  • セブンネットショッピング
  • Honya Club.com
  • e-hon 全国書店ネットワーク
  • HMV&BOOKS online
  • TSUTAYA online

シェアする

このエントリーをはてなブックマークに追加