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改訂版 ヨーロッパ経済

過去からの照射

改訂版 ヨーロッパ経済
著者、編者、訳者など 朝倉弘教
内田日出海
ジャンル 経済
ISBN 978-4-326-50233-2
出版年月 2003年2月
判型・ページ数 A5判・320ページ
定価 本体3,000円+税
在庫 在庫あり
 

内容説明

中世から現代までのヨーロッパ経済史。産業革命と近代化に比重のかかった従来の概説書に比べ、中世と現代(EU)の叙述に力点が置かれている。その理由として、1つには、「統一ヨーロッパ」という理念が追求されたこと、2つには、歴史学における中世研究の進展に促されたことが挙げられる。そこにはまた、当然にも、近代化と工業化への反省が含まれている。ヨーロッパ経済は、1つのものとして誕生しながら、近代に至って分裂し、現在はふたたび凝集しようとしているわけである。経済学科や史学科の学生のほか一般の歴史愛好家を読者対象に考えている。

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目次

「中世」と「現代」に力点を置いて読む一千年の経済史。
かつてヨーロッパは一つであった。
分裂の長い時代を経て、今ふたたび一つになりつつある。

序 章 ヨーロッパの空間的枠組み

第一章 長期の時間軸で見るヨーロッパ経済
1 ヨーロッパ経済の時代区分
2 長期的経済変動
3 経済史と人口変動
4 経済変動、社会構造、事件

第二章 ヨーロッパの原風景 ― 中世ヨーロッパ経済のプロフィール
1 三つの安全保障システム
2 中世農村の社会経済システム
3 中世都市の社会経済システム
4 交易のネットワーク

第三章 ヨーロッパ人の地平の拡大
1 中世商人の時間と地平
2 コンメンダから株式会社まで
3 交換の拡充
4 企業家の誕生

第四章 ヨーロッパの「分裂」 ― 国民経済の胎動
1 プロト工業化の始動
2 経済主体としての国家
3 ヨーロッパの分裂、世界システムの凝集

第五章 パークス・ブリタニカ ― 十九世紀諸国民経済のヒエラルキー
1 イギリスの産業革命とそのインパクト
2 インフラストラクチャー
3 保護貿易主義の存在理由
4 自由貿易体制の成立と後退

第六章 帝国主義時代と二つの大戦 ― 国民経済理念の挫折
1 後発資本主義国の追い上げに揺れるヨーロッパ
2 第一次世界大戦と国際連盟の設立
3 汎ヨーロッパ運動とその挫折

第七章 経済統合とヨーロッパの再生
1 ヨーロッパ復興とアメリカの援助
2 パリ条約とECSCの成立
3 パリ条約からローマ条約へ
4 共同体の基礎とEECの発展
5 三共同体機関の統合とECの拡大

第八章 ヨーロッパ統合の深化 ― EUの誕生
1 域内市場統合白書と単一欧州議定書
2 市場統合で何が起こったか
3 マーストリヒト条約とEUの誕生
4 欧州連合で何が変わったか

第九章 経済通貨同盟の設立
1 通貨安定への模索
2 欧州通貨制度(EMS)と為替相場メカニズム(ERM)
3 経済通貨同盟(EMU)の設立
4 マーストリヒト条約が定めるEMU
5 単一通貨ユーロの流通

あとがき
人名索引/事項索引/略字索引




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