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感情と認識

感情と認識
著者、編者、訳者など 猪原健弘
ジャンル 経済
ISBN 978-4-326-50223-3
出版年月 2002年2月
判型・ページ数 A5判・288ページ
定価 本体2,600円+税
在庫 在庫あり
 

内容説明

ゲーム理論を代表とする、いわゆる「合理的な意思決定」についての理論は、「利己的」な主体を想定してきた。私たちの主観的な面は考慮されず、自らにとってより望ましい結果を追い求める主体による意思決定だけが扱われているのである。しかし、合理的な意思決定に限界があるのも事実である。
 本書では、合理的な意思決定の考え方を踏まえたうえで、私たちの主観に導かれた非合理性をとりいれた意思決定が理論的にどのように扱われているかについて、最近の発展を紹介し、主に感情や認識といった主観に伴う非合理戦略についての解説を行う。

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目次

第1章 主観と意思決定
1.1 感情と競争の意思決定
1.2 感情の安定性と社会の意思決定
1.3 相互認識と競争の意思決定
1.4 本書の構成

第Ⅰ部 感情と競争の戦略

第2章 競争と情報交換
2.1 記号の準備
2.2 囚人のジレンマの状況とチキンゲームの状況
2.3 約束と脅し
2.4 情報の信頼性
第3章 感情と競争
3.1 感情と情報交換
3.2 意思決定主体のモデル
3.3 競争の状況の分析

第Ⅱ部 感情と社会の戦略

第4章 感情の安定性
4.1 ハイダーの安定性とニューカムの安定性
4.2 符号付きグラフ
4.3 安定性の特徴付け
第5章 会議と情報交換
5.1 会議の理論
5.2 説得と妥協
第6章 感情と会議
6.1 会議の円滑化
6.2 議論の繰り返しが起こらないための条件
6.3 選挙での情報交換と感情

第Ⅲ部 相互認識と競争の戦略

第7章 ハイパーゲーム
7.1 ハイパーゲームの定義
7.2 ハイパーゲームの分析
7.3 ハイパーゲームの枠組の欠点と改善
第8章 相互認識
8.1 相互認識の数理
8.2 認識体系の分解
8.3 認識体系の性質
第9章 相互認識と競争
9.1 意思決定状況についての認識体系とその合成
9.2 相互認識と情報交換
9.3 戦略的情報操作の不可能性
9.4 相互認識的均衡

参考文献
おわりに
索引

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