法の経済分析

契約、企業、政策

法の経済分析
著者 細江 守紀 編著
太田 勝造 編著
ジャンル 経済
出版年月 2001年4月
ISBN 978-4-326-50199-1
判型・ページ数 A5・256ページ
定価 3,410円(税込)
在庫 品切れ・重版未定

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「法の経済分析」は1960年代のアメリカで始まった研究であり、市場経済に内在するさまざまな現象や問題点を、現代社会における人間行動、組織の内部構造および契約問題等を含む法・経済制度を理解することによって解明するものである。

【目次】
第1章  法の経済分析
 1 はじめに
 2 経済の基本問題:希少性と配分ルール
 3 公正配分と無羨望
 4 コースの定理と権利配分
 5 外部性と法制度

第2章  民事裁判システムの初歩的経済理論
 1 はじめに
 2 事実認定
 3 法的判断
 4 和解
 5 おわりに

第3章  契約法と取引不履行の経済学
 1 法の経済学と契約法
 2 取引特殊的投資と救済ルール
 3 約定損害賠償
 4 信義則
 5 継続的供給契約
 6 不完備契約と継続取引
 7 契約不履行と優越的地位の濫用
 8 おわりに

第4章  契約法の経済分析:応用
 1 はじめに:契約法における救済ルール
 2 救済ルールの経済分析
 3 協力的投資と救済ルールについて
 4 第三者参入の導入
 5 再交渉と約定損害賠償ルールの優越性
 6 おわりに

第5章  証明責任の分配:経済学的分析からの一考察
 1 はじめに
 2 仮想的事例における証明責任分配の効果
 3 証明責任の分配についてのわが国の学説
 4 モデル分析
 5 関連する議論
 6 要約と結論
 補論

第6章  消費者契約法制:善玉当事者と悪玉当事者
 1 はじめに
 2 契約法制の基礎モデル
 3 N・ストライク・アウト・システム
 4 正義感消費者
 5 賢い当事者
 6 おわりに

第7章  コーポレート・ガバナンスと企業法
 1 コーポレート・ガバナンス
 2 監査制度の設計
 3 株主によるモニタリング
 4 金銭的インセンティブと効率的投資
 5 モニタリング機構

第8章  経営者違反行為の抑止政策
 1 はじめに
 2 モデルの枠組み
 3 法律のかかわり方:法指向
 4 おわりに

第9章  企業破産の経済分析
 1 はじめに
 2 コントロール権の移転と自主的再交渉
 3 再建型整理とChapter11
 4 企業倒産における私的整理と法的整理
 5 おわりに

第10章 収用法の経済分析
 1 政府による規制収用
 2 土地収用と投資インセンティブ
 3 補償ルールと空間システム
 4 おわりに

索引

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