民法案内8
債権総論 中
現代によみがえる名講義。大家が軽妙な語り口で民法の奥行きを鮮やかにひも解く。最新の情報を盛り込んで、第7巻、第8巻、第9巻同時刊行。
我妻榮の晩年の円熟した筆になる我妻民法学の総決算ともいうべきものが「民法案内」である。いまだ通説として通用している我妻説であるが、読み物風に書かれた民法案内を通じて、読者は楽しみながら民法を学ぶことができる。同時、我妻榮がひとつの結論を出すために、どんなに苦労したかという論理的過程を覗き見ることができる。今回は抽象的で難解とされる債権総論であるが、民法の条文や制度が、関連する社会的現象の全体の中でどのような地位を占めているのか、取引社会で法がどのように機能、運用されているか、実例をふんだんに用い金融実務の流動的な動きを学ぶ工夫が凝らされている。
第三章 多数当事者の債権およぴ債務
第一 総説
一 多数当事者の債権・債務とは
二 分割債権と不可分債権
三 分割債務と不可分債務
四 分割債権・債務を原則とすることの意義
第二 連帯債務
一 連帯債務者の責任
二 連帯債務の成立
三 連帯債務者の一人について生じた事由
四 連帯債務者間の求償関係
五 不真正連帯債務
第三 保証債務
一 保証人の責任
二 保証債務の成立
三 保証人または主たる債務者に生じた事由
四 保証人の求償権
五 特殊の保証
事項索引
判例索引
第一 総説
一 多数当事者の債権・債務とは
二 分割債権と不可分債権
三 分割債務と不可分債務
四 分割債権・債務を原則とすることの意義
第二 連帯債務
一 連帯債務者の責任
二 連帯債務の成立
三 連帯債務者の一人について生じた事由
四 連帯債務者間の求償関係
五 不真正連帯債務
第三 保証債務
一 保証人の責任
二 保証債務の成立
三 保証人または主たる債務者に生じた事由
四 保証人の求償権
五 特殊の保証
事項索引
判例索引