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新・貸金業規制法 第二版 [クレサラ叢書]

新・貸金業規制法 第二版
著者、編者、訳者など 森泉 章 編著
鎌野 邦樹
小林 元治
ジャンル 法律
ISBN 978-4-326-45079-4
出版年月 2006年8月
判型・ページ数 544ページ
定価 本体3,000円+税
在庫 品切れ・重版未定
 

内容説明

ヤミ金融対策法(貸金業規制法及び出資法等の一部改正法)を盛り込み、細目、関連改正法等を付加し、大幅に旧版を見直し、充実を図る。

今ほど本法が耳目を集めているときはない。本書は、法律実務家にとって教科書の定番であり、さらに本書の一貫した立場(借主保護)が広く浸透し、立法、司法、行政に大きく影響を与え続けてきた。今回、借主保護を徹底し、また豊富に実例、裁判例、実情を取り入れ、法の実像を明確にした。研究者、法律実務家、貸金業関係者必携の書。

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目次

序章 貸金業規制法の概要と問題点

一 はじめに
二 本法の目的・対象・規制手段の概観
三 サラ金・商工ローン・ヤミ金融被害の実態
四 利息制限法・貸金業規制法・出資法の成立
五 貸金業規制法の問題点
六 平成一一年の貸金業規制法の改正
七 ヤミ金融対策立法(貸金業規制法・出資法の一部改正)

第一章 登録

一 登録制の趣旨と概要
二 登録をしなければならない者
三 登録権者
四 登録の申請手続き
五 登録の拒否
六 登録等に関する意見聴取
七 貸金業登録簿と登録または登録拒否の通知
八 登録証明
九 登録換えと登録の更新
一〇 変更の届出
一一 廃業等の届出
一二 無登録営業等の禁止
一三 名義貸しの禁止

第二章 業務規制

一 業務規制の趣旨と概要
二 過剰貸付け等の禁止
三 証明書の携帯義務
四 暴力団員等の使用の禁止
五 貸付条件等の掲示
六 広告勧誘に関する規制
七 契約書面および受取証書の交付
八 帳簿の備付け
九 白紙委任状の取得の制限
一〇 公的給付にかかる預金通帳等の保管等の制限
一一 取立行為の規制
一二 債権証書の返還
一三 標識の掲示
一四 債権譲渡等の規制
一五 平成一一年改正法の概要(業務規制関係)
一六 保証等にかかる求償権等の行使の規制
一七 受託弁済にかかる求償権等の行使の規制
一八 保証等にかかる求償権等の譲渡の規制
一九 受託弁済にかかる求償権等の譲渡の規制
二〇 貸金業を営む者への準用
二一 貸金業務取扱主任者制度
二二 高金利の金銭消費貸借の無効

第三章 監督

一 監督の趣旨と概要
二 業務停止
三 登録の取消し
四 報告徴収、立入検査
五 監督が機能回復するために

第四章 罰則

一 五年以下の懲役もしくは一、〇〇〇万円以下の罰金、
  またはこれを併科される場合(法四七条)
二 二年以下の懲役もしくは三〇〇万円以下の罰金、
  またはこれを併科される場合(法四七条の二)
三 一年以下の懲役もしくは三〇〇万円以下の罰金、
  またはこれを併科される場合(法四八条)
四 一〇〇万円以下の罰金を科される場合(法四九条)
五 五〇万円以下の罰金を科される場合(法五〇条)
六 法人の代表者、従業員等が違法行為を働いた
  場合の両罰規定(法五一条)
七 一〇万円以下の過料に処せられる場合(法五二条)
八 罰則に残る課題

第五章 貸金業協会および全国貸金業協会連合会

一 貸金業協会および全国貸金業協会連合会の意義
二 貸金業協会の会員
三 協会の業務内容
四 全国貸金業協会連合会の会員と業務
五 協会および連合会に対する監督

第六章 みなし弁済

一 利息制限法違反の利息(いわゆるグレーゾーンの利息)
二 法四三条の制定経過と立法趣旨
三 グレーゾーンの利息の性質
四 法四三条の適用要件

第七章 負債の整理

一 はじめに
二 負債整理とみなし弁済規定の関係
三 任意整理
四 調停
五 特定調停
六 民事再生手続き
七 破産・免責
八 訴訟

判例索引
事項索引

<担当編集者の言葉>

 長引く経済不況のなか、多重債務に陥る人は増え続けている。現在、わが国の自己破産件数20万件、経済的理由による自殺者は約8千人にものぼる。自己破産者の他に破産予備軍ともいうべき多重債務者は、150万人から200万人に及ぶとも言われている。多重債務問題は、深刻な社会問題となっている。

 このような状況を背景として、貸金業規制法が世間の耳目を集めている。テレビ、新聞等のマスコミは、連日のように法改正の動向を報じている。本法は、本来経済的弱者である借主の利益の保護を図るために制定されたが、問題点がかなりあり、法の趣旨を逸脱している条項もある。いわゆるグレーゾーン金利を許している43条はその典型である。

 本書は、法の趣旨である徹底した借主保護の立場で貫かれている。そして、被害にあわれている多重債務者の救済のため日夜尽力している法律実務家、つまり弁護士や司法書士等を主な読者対象としている。法律実務家にとって定番の教科書であり、さらに本書の一貫した借主保護の立場が広く浸透し、裁判実務に大きく影響を与え続けてきた。今回、その立場を鮮明にし、また社会の動向を反映したさまざまな裁判例、実例、実情を豊富に取り入れビビッドな法の実像が浮き彫りにされている。法律実務家の弁護活動の指針となり、また折りしも変革期にある現在、現下の深刻な多重債務問題の早期解決の一助となることを願ってやまない。

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