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秋月悌次郎 老日本の面影 [松本健一伝説シリーズ]

秋月悌次郎 老日本の面影
著者、編者、訳者など 松本健一
ISBN 978-4-326-95042-3
出版年月 2008年4月
判型・ページ数 288ページ
定価 本体2,300円+税
在庫 在庫あり
 

内容説明

ラフカディオ・ハーンをして「神様のような人」といわしめた会津藩士秋月悌次郎。その生涯を描いた本書は、「司馬遼太郎さんとわたしの人生」が「交叉」した地点となった。

戊辰戦争において会津藩降伏を取り仕切った秋月悌次郎は、維新後は死者の影を背負い、≪自己を主張することを価値とした近代日本のなかでは永遠に失われてゆかざるをえないような、伝統を守って生きる人間の生き方の正道を踏もうとした懐かしい人≫であった。──「懐かしい」は司馬遼太郎さんが使う最大の褒め言葉である。(あとがき)

[関連書] 同著者 『畏るべき昭和天皇』 (毎日新聞社)

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目次

Ⅰ 秋月悌次郎 老日本の面影

第一章 神のような人
 はじめに──ハーンと秋月悌次郎
 秋月はハーンにとって何を意味したか
 伝統への着地
 保守主義者
 「常民」のイメージ

第二章 法と道
 幕末史への登場
 河井継之助との交友
 西郷隆盛の顔
 京都守護職の下で
 文久三年八月十八日のクーデター

第三章 詩と志
 会津の落城
 奥平謙輔との往復書簡
 奥平と秋月、その後
 茫然たる虜囚
 みずから称して「厚顔」 

第四章 永遠に守るべきもの
 ロマン的革命家たち
 『教育勅語』をめぐって
 親和感の核として
 歴史の時間を超えて
 後から来るものへ──おわりに

Ⅱ 非命の詩人 奥平謙輔

第一章 「戦争」の会津
 はじめに──寂寥の人
 幕末の漢詩人
 秋月悌次郎の影

第二章 「政治」の佐渡
 鬼参謀
 「政治」の世界
 奥平の諸改革
 さまざまな伝説

第三章 「革命」の萩
 帰郷
 不平士族の反乱
 萩の乱への激発──おわりに

Ⅲ 「老日本の面影」前後

秋月悌次郎──維新の激動を越えて
 「神様のような人」
 会津藩の主戦派
 河井継之助との交友
 八月十八日の政変
 会津戊辰戦争の敗北
 奥平謙輔という心友
 耐えて明治を生きる
 秋月詩、晩年の脱俗的な境地

維新の鬱情──奥平謙輔の評判

加久藤ごえ紀行
 竜田山の南
 五高人脈の意外さ
 永遠に守るべきもの
 加久藤から城山へ

増補・新版 あとがき

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