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秩父コミューン伝説 [松本健一伝説シリーズ]

秩父コミューン伝説
著者、編者、訳者など 松本健一
ISBN 978-4-326-95041-6
出版年月 2007年10月
判型・ページ数 232ページ
定価 本体2,000円+税
在庫 在庫あり
 

内容説明

明治の国家を震憾させた明治17年の<武装革命=秩父事件>は、日本近代史にとって、いや近代史を終えたあとの時代に生きるわたしにとって、何を意味するのだろうか。

秩父困民党の闘いにかんするさまざまな資料や、既存の作品などを手がかりにして、この叛乱事件が、日本の近代化という「歴史」の袋小路で起きた事件であったことを立証する。また、困民党に参加した民衆の情念と、この地方の「落ち着いた暗さ」の風土とのかかわりをもとらえ、民衆史の原点・秩父事件の全貌を解き明かす。

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目次

Ⅰ 秩父コミューン伝説

 序章 二つの象徴

 第一章 沈黙の中の声
  秩父の山なみを遠く離れて
  「伝蔵はきっと戻ってくる」
  木下尚江の『火の柱』
  戦闘に消えた者たち
  菊池貫平の背後にあるもの

 第二章 忘却と抵抗
  自由党正史の陰に
  補助線としての立川雲平
  伊藤痴遊の「秩父暴動」
  堺利彦の「秩父騒動」
  マルクス主義的分析をめぐって

 第三章 幻影の革命
  自由党と困民党
  井上幸治『秩父事件』の衝撃
  「自由自治元年」という幻想
  山影の情念
  日曜歴史家

 終章 草むらの道

Ⅱ 「秩父コミューン伝説」まで
 幻想としての峠
 幻視のコミューン──新井周三郎覚え書──
 東洋社会党と秩父困民党──明治の社会党をめぐって──
 暴徒と英雄と──伊奈野文次郎覚え書──
 千本松吉兵衛のまぼろし

増補・新版 あとがき

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