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石川啄木 望郷伝説 [松本健一伝説シリーズ]

石川啄木 望郷伝説
著者、編者、訳者など 松本健一
ISBN 978-4-326-95040-9
出版年月 2007年6月
判型・ページ数 292ページ
定価 本体2,300円+税
在庫 在庫あり
 

内容説明

啄木の短い生涯をつらぬいた詩心とは何か。啄木の<うた>の軌跡を辿り、そこに歌われた近代人にとっての最大の精神史的ドラマ<故郷喪失>という病理を明かす。

啄木の詩的生涯は、日露戦争のあとから明治の末期までの、ほんの数年だけのものである。にもかかわらず、啄木がこれまで一世紀にわたり「国民的詩人」として愛されてきたのは、かれの≪望郷詩≫が近代日本の「大衆」に普遍的に存在した<故郷喪失>の病理を、みずからの心象をさぐりあてる形で、ことばにしたからである。

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目次

Ⅰ 石川啄木
  ──敗北の自己を愛惜する

 <望郷詩>で解放
 <うた>の大衆性
 短歌への回帰
 「安楽」への希求


Ⅱ 石川啄木 望郷伝説

 第一章 <うた>の核心
 第二章 ロマン主義詩人の成立
 第三章 転回
 第四章 再現される劇
 第五章 革命的ロマン主義の地平へ


Ⅲ 啄木日記
  ──故郷喪失の世紀


 増補・新版 あとがき

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