ホーム > 青春は疑う

青春は疑う [山中恒少国民文庫]

ボクラ少国民の終焉

青春は疑う
著者、編者、訳者など 山中 恒
ISBN 978-4-326-95032-4
出版年月 2002年7月
判型・ページ数 288ページ
定価 本体2,400円+税
在庫 在庫あり
 

内容説明

ぼくにとって戦争とはなんであったかを考えた最初の作品である。──著者 戦争というものは、様々な顔をもっている。ここに書かれた戦争は、地方都市の中学2年生の体験した戦争であり、それはもっぱら不合理を合理化して少年たちに押しつけた教師やおとなたちの言動に表れている。本書では、上野駅でたまたま遭遇した空襲のエピソード以外には、直接主人公たち目がけて飛んでくる弾丸もないし、直接戦うべき敵の姿もない。ただただおとなたちの言いつけに従うだけのことである。しかしこれも間違いなく戦争であった。決して戦記物映画や劇画に描かれるようなかっこういいものではない。 この作品の原型は、敗戦の翌年46年の暮から、47年5月にかけて書いた文集で、<過去2年間に於ける生活記録>というサブタイトルをつけた「戦争から平和へ」である。今回、新たに当時の雰囲気を伝える新聞記事や映画の広告などの写真27ページを加えて決定本とした。

このページのトップへ

目次

【目次】
1  戦争をしているんだぜ!
2  いなかには戦争がない?
3  陛下のために死ねます!
4  神の子は苦しんでいる?
5  ガラクタのたたかえる!
6  神風はかならず吹くか?
7  宇宙の真理はやぶれた!
8  民主主義は生きていく?
9  ヒロヒトを処刑しよう!
10  それでもおとなになる?
11  戦争中じゃないんだぜ!
12  要注意人物を哲学する?
13  「赤い箱」がよみがえる日

辺境社版へのあとがき
 たばかれたるを覚る術無く
理論社ジュニア・ライブラリーへのあとがき
 五東透と山中恒との理屈っぽい関係
朝日文庫版へのあとがき
 八月十五日が私の原点であることを
解説 山中恒の原点を示す作品である……。(鹿野政直)

このページのトップへ