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政治学のためのゲーム理論

政治学のためのゲーム理論

ゲーム理論ってどんな学問? どうすれば政治学に応用できる? 高度な数学を使わずに初学者にも丁寧に説明する定番書、待望の完訳!

著者、編者、訳者など ジェイムズ・モロー
石黒 馨 監訳
ジャンル 政治
ISBN 978-4-326-30252-9
出版年月 2016年12月
判型・ページ数 A5判・464ページ
定価 本体5,500円+税
在庫 在庫あり
 

内容説明

いろんな学問でゲーム理論の手法が広がり、ゲーム理論の入門書や教科書が増えている。しかし政治学のためのゲーム理論の教科書はこれまで日本になかった。本書は政治学のためのゲーム理論の定評ある教科書の翻訳。説明はわかりやすく、高度な数学を必要としない。巻末には基本的な数学解説や用語解説がついている。

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目次

はしがきと謝辞

第1章 概観
 1.1 ゲーム理論とは何か?
 1.2 ゲーム理論で何ができるか?
 1.3 政治学における4つの問題
 1.4 なぜモデルなのか
 1.5 社会のモデル化へ向けた合理的選択アプローチ
 1.6 本書の使い方
 1.7 本書の計画
 1.8 文献案内

第2章 効用理論
 2.1 合理性の概念
 2.2 効用関数はどのように行動を予測するのか
 2.3 例題:ニクソンのクリスマス空爆
 2.4 確実性・リスク・不確実性
 2.5 リスクのもとでの効用理論
 2.6 効用理論に関する誤解
 2.7 効用関数と選好のタイプ
 2.8 簡単な例:抑止の計算
 2.9 もう1つの簡単な例題:投票の意思決定
 2.10 なぜ効用理論はうまく機能しないのか
 2.11 まとめ
 2.12 文献案内

第3章 ゲームの特定化
 3.1 状況の定式化:キューバミサイル危機における抑止
 3.2 展開形ゲーム
 3.3 戦略形ゲーム
 3.4 まとめ
 3.5 文献案内

第4章 古典的ゲーム理論
 4.1 古典的ゲーム理論の用語の定義
 4.2 支配・最適応答・均衡
 4.3 混合戦略
 4.4 ミニマックス定理と2人ゼロ和ゲームの均衡
 4.5 ナッシュ均衡の特徴
 4.6 ナッシュ均衡と共通の推測
 4.7 合理化可能性
 4.8 民主主義における政治改革
 4.9 選挙の空間モデルにおける候補者間競争
 4.10 協力ゲームの簡単な入門
 4.11 まとめ
 4.12 文献案内

第5章 展開形ゲームの解法:後向き帰納法と部分ゲーム完全性
 5.1 後向き帰納法
 5.2 部分ゲーム完全性
 5.3 戦略的投票
 5.4 議事コントロール
 5.5 議会規則と構造誘発的均衡
 5.6 ルービンシュタインの交渉モデル
 5.7 議会における交渉
 5.8 なぜ後向き帰納法は直感に反する結果をもたらすのか
 5.9 まとめ
 5.10 文献案内

第6章 信念と完全ベイジアン均衡
 6.1 ベイズの定理
 6.2 バイアスのある情報に対する選好
 6.3 完全ベイジアン均衡
 6.4 核抑止
 6.5 まとめ
 6.6 文献案内

第7章 非協力ゲームにおける他の均衡:完全均衡と逐次均衡
 7.1 弱被支配戦略の消去
 7.2 完全均衡
 7.3 逐次均衡
 7.4 抑止と決意のシグナリング
 7.5 「なぜ投票するのか?」再考
 7.6 まとめ
 7.7 文献案内

第8章 制限情報ゲームと信念に対する制約
 8.1 シグナリング・ゲーム
 8.2 議会内委員会の情報面での役割
 8.3 不完備情報下の交渉
 8.4 抑止と均衡外の信念
 8.5 信念に対する制約の導入
 8.6 「チープトーク」と調整
 8.7 まとめ
 8.8 文献案内

第9章 繰り返しゲーム
 9.1 繰り返しについて考える:繰り返し囚人のジレンマ
 9.2 フォーク定理
 9.3 有限繰り返しゲーム:チェーンストア・パラドックス
 9.4 定常性
 9.5 業績評価投票と選挙での統制
 9.6 まとめ
 9.7 文献案内

第10章 結論:ここからどこに行くのか?
 10.1 数理モデルはいかにして知識を豊かにするのか?
 10.2 ゲーム理論の弱点
 10.3 どのようにモデルを構築するか?
 10.4 文献案内

補論1 基礎的な数学知識
 A1.1 代数
 A1.2 集合論
 A1.3 関係と関数
 A1.4 確率論
 A1.5 極限
 A1.6 微分学
 A1.7 偏導関数とラグランジュ乗数
 A1.8 積分学
 A1.9 数学的証明の考え方

補論2 練習問題の解答

補論3 ゲーム理論の専門用語解説

監訳者あとがき
参考文献
索引 
著者・訳者紹介

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