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ロマン主義のヨーロッパ [神奈川大学人文学研究叢書]

ロマン主義のヨーロッパ
著者、編者、訳者など 神奈川大学人文学研究所
ジャンル 歴史・地理
ISBN 978-4-326-80046-9
出版年月 2000年2月
判型・ページ数 A5判・216ページ
定価 本体3,500円+税
在庫 品切れ・重版未定
 

内容説明

「ロマン主義」は、ふつう18世紀末から19世紀半ばにかけて全ヨーロッパにおよんだ文学・芸術・思想の潮流を指す。それは組織的・統一的な活動ではなく、激動する社会と動揺する価値観とに直面したヨーロッパ知識人の見せた精神の姿であった。さらに「ロマン主義」的メンタリティーは、時代を超えて現代にまで及ぶ。「ロマン主義」という切り口から近代ヨーロッパの知性を読み解こうとする本書のなかに、読者はヨーロッパの「ロマン主義」の多様性と共通性、そして、現代にも通底するわれわれ自身の問題を見出すであろう。

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目次

まえがき

闇と悪の系譜――ドイツ・ロマン主義への一視角[伊坂青司]
 はじめに
 一 闇の系譜
 二 悪の系譜
 おわりに

イギリス・ロマン派の詩と絵画における想像力――ブレイク、ワーズワス、ターナーとコンスタブル[岩崎豊太郎]
 はじめに
 一 ブレイク
 二 ワーズワス
 三 ターナー
 四 コンスタブル
 結語

イギリスのロマン主義とダンテ――コウルリッジのダンテ観[奥田宏子]
 はじめに
 一 『神曲』の英訳者ヘンリー・フランシス・ケアリとコウルリッジ
 二 ダンテとコウルリッジ
 おわりに――コウルリッジのダンテ観

スタール夫人におけるロマン主義理論の形成[佐藤夏生]
 はじめに
 一 一七、八世紀フランスの文学思想
 二 『文学論』の形成とその思想
 三 『ドイツ論』の形成とその思想
 四 『文学論』と『ドイツ論』の相違
 おわりに

ルソー、ロマン派、フェミニズム覚書[松山正男]
 一 イギリス・ロマン派時代のフェミニズム運動
 二 ルソーの女性観とロマン主義
 結語

ヴェネツィア、未来派、過去主義者――マリネッティ、ラスキン、レニエと近代化[鳥越輝昭]
 はじめに
 一 マリネッティとヴェネツィア工業化
 二 過去主義者の視点
 おわりに

ロマンティシズムとピューリタニズムの相関性[近藤正栄]
 一 文明の形成とそのエネルギー源
 二 文明の原型的エートスの二元論
 三 文明世界の排他的性格
 四 文明とヒューマニズム
 五 近代ヒューマニズムと脱都市化
 六 近代ヒューマニズムの世俗化現象
 七 反逆のヒューマニズムと西洋文明の危機

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