日本の医者

病院スト，保険医総辞退，ポリオ，医博問題など日本医療の矛盾が露呈した。この矛盾解決のために臨床医の立場から日本医療の構造を分析し，それを史的に解明した画期的労作。
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【目次】
Ⅰ　病人と医者
　1　病気と医学
　2　医療保障の諸問題

Ⅱ　臨床医の増加と医療機関の実態
　1　臨床医の増加
　2　医療施設の規模と推移
　3　病院・診療所・保健所の関係
　4　無医地区と医療機関の都市集中

Ⅲ　医者の生活
　1　医者の仕事
　2　影響力の範囲
　3　医療労働の分布
　4　看護婦と医院の主婦
　5　医者の生活とレクリエーション

Ⅳ　医者の技術
　1　医療技術とは
　2　医療の技術構造
　3　医療保障からの制約
　4　医薬分業との関係

Ⅴ　勤務医と開業医
　1　臨床医の立場
　2　開業医と勤務医の関係
　3　医者の組織

Ⅵ　医者の経済
　1　医療経済の機構
　2　医者の収入
　3　開業医は勤務医より収入が多いか
　4　医療経済の動向

Ⅶ　医者の養成
　1　医学教育の変遷と現状
　2　医局精度と大学院の矛盾
　3　医博をめぐる諸問題

Ⅷ　医者の出口
　1　医療制度の危機
　2　資本主義と社会主義の医療
　3　明日の医療制度と医者の出口

あとがき
付・わが国医療保障年表
参考文献
事項索引
図表目次