情報空間論 オンデマンド版
この書籍はオンデマンド版になります。オンデマンド本は通常の書籍とは異なりますので、初めての方はこちらをご覧下さい。
現代社会は情報社会と呼ばれる。そのわりには現代社会の明確なイメージが掴みにくい。理由の一端に情報という言葉の氾濫があるのではないだろうか。本書は現代社会の特色を捉えるために、まず情報概念の原理的な考察を行ない、次に社会と情報との関わりについての歴史的な変遷を追跡する。全体は三部構成になる。Iでは写像(コピー)の考察から始め、情報・記号・意味の関連を問い直す。IIでは、時間・空間の構成と情報、人間と社会の再生産と情報の関係を説き、IIIで古代・中世・近代・現代社会での情報メカニズムの展開を見る。(2000年3月5日第1版第1刷発行)
序
I
第一章 情報の原問題としてのコピー
1 クローンとバーチャル・リアリティ
2 コピーの両義性
3 コピーと情報
4 情報と写像
第二章 情報
1 情報概念の三つの系譜
2 情報の基本構造
3 情報の諸形態
第三章 意味的情報
1 意味
2 〈一対一〉写像と〈多対一〉写像
3 意味方程式
4 媒介過程の無意識化
5 時空写像と内容写像の分離・統一
6 意味的情報としての貨幣
7 情報空間
II
第四章 時間と空間
1 時間・空間に関する三つの問題
2 時間・空間・場所
3 情報の時間写像と空間写像
4 体験的な時間と空間
5 社会的な時間と空間
6 時間・空間の表現=構成
第五章 反省的意識
1 志向性への志向性
2 自己の身体像と他者の身体像
3 自我と他我
4 二つの写像形式:自己写像と相互写像
第六章 社会的コミュニケーション
1 社会秩序の根本問題
2 原初的コミュニケーションと分節的コミュニケーション
3 社会システムと個体システム
4 社会的情報システムと個体的情報システム
III
第七章 アルカイック社会
1 情報圧縮様式としての輻輳化
2 現実性と可能性の交錯:神話的世界
3 互酬性交換:時間と空間の総合化I
4 社会システムと個体システムの双対性:時間と空間の総合化II
第八章 中世社会
1 中世の社会システム
2 時空意識の変容
3 良き法としての古き法
4 情報圧縮様式としての類比化
5 歴史的分水嶺としての中世
第九章 近代社会
1 写像様式の反転:形而上学(観念論)から実証主義(唯物論)へ
2 情報圧縮様式としての抽象化
3 情報空間の分出
4 脱コンテクスト化
5 近代的リアリティ
第十章 現代社会
1 再コンテクスト化
2 社会的情報システムの変容
3 モノの記号化
4 リアリティの変容
5 シミュレーション社会
註
あとがき
文献
事項索引
人名索引
I
第一章 情報の原問題としてのコピー
1 クローンとバーチャル・リアリティ
2 コピーの両義性
3 コピーと情報
4 情報と写像
第二章 情報
1 情報概念の三つの系譜
2 情報の基本構造
3 情報の諸形態
第三章 意味的情報
1 意味
2 〈一対一〉写像と〈多対一〉写像
3 意味方程式
4 媒介過程の無意識化
5 時空写像と内容写像の分離・統一
6 意味的情報としての貨幣
7 情報空間
II
第四章 時間と空間
1 時間・空間に関する三つの問題
2 時間・空間・場所
3 情報の時間写像と空間写像
4 体験的な時間と空間
5 社会的な時間と空間
6 時間・空間の表現=構成
第五章 反省的意識
1 志向性への志向性
2 自己の身体像と他者の身体像
3 自我と他我
4 二つの写像形式:自己写像と相互写像
第六章 社会的コミュニケーション
1 社会秩序の根本問題
2 原初的コミュニケーションと分節的コミュニケーション
3 社会システムと個体システム
4 社会的情報システムと個体的情報システム
III
第七章 アルカイック社会
1 情報圧縮様式としての輻輳化
2 現実性と可能性の交錯:神話的世界
3 互酬性交換:時間と空間の総合化I
4 社会システムと個体システムの双対性:時間と空間の総合化II
第八章 中世社会
1 中世の社会システム
2 時空意識の変容
3 良き法としての古き法
4 情報圧縮様式としての類比化
5 歴史的分水嶺としての中世
第九章 近代社会
1 写像様式の反転:形而上学(観念論)から実証主義(唯物論)へ
2 情報圧縮様式としての抽象化
3 情報空間の分出
4 脱コンテクスト化
5 近代的リアリティ
第十章 現代社会
1 再コンテクスト化
2 社会的情報システムの変容
3 モノの記号化
4 リアリティの変容
5 シミュレーション社会
註
あとがき
文献
事項索引
人名索引