現代イギリスの教育行政改革 オンデマンド版 (紙版)

現代イギリスの教育行政改革 オンデマンド版
形式・仕様:
紙版 電子版

ブレア政権による教育政策の独自性とは何か。サッチャー政権のそれと比較しつつ1980年代以降のイギリスにおける教育改革を検証。

著者 清田 夏代
ジャンル 教育・心理
シリーズ オンデマンド書籍
出版年月 2016年8月
ISBN 978-4-326-98231-8
判型・ページ数 A5・336ページ
定価 5,170円(税込)
在庫 オンデマンド制作

この本への感想・お問い合わせ

この書籍はオンデマンド版になります。オンデマンド本は通常の書籍とは異なりますので、初めての方はこちらをご覧下さい。

多元化する現代社会に対応する教育制度とはどのようなものか。また、シティズンシップ教育とは何か。デュルケム理論の最新研究を視野に、地方教育当局の位置付けをはじめとするブレア労働党政権とサッチャー保守党の教育政策の違いを明らかにし、多元化社会における公教育制度のあり方を展望する。(2005年9月20日第1版第1刷発行)

はしがき

序 章 デュルケム理論とイギリス教育制度改革
 1 現代社会の多元化状況と公教育制度の課題
 2 サッチャー/ブレア政権とイギリス教育改革の意義と課題
 3 デュルケム社会=教育理論研究の動向
 4 本書の構成

第I部 多元主義とデュルケム理論

第一章 デュルケムの社会理論
 1 デュルケム社会理論の基本的性格
 2 抑制と均衡の国家理論
 3 多元主義と原理主義──デュルケム社会理論の限界

第二章 多元化社会における公教育理論
 1 デュルケム教育理論への関心
 2 多元化社会の文脈におけるデュルケムの教育理論
 3 二次的集団としての学校の機能
 4 国家─教師─生徒
 5 多様な教育供給への示唆

第II部 イギリスの教育行政制度改革──保守党とブレア労働党 LEA政策の連続性と断絶

第三章 公教育制度における中間権力としての地方教育当局──保守党とブレア労働党のLEA政策比較分析
 1 保守党の教育政策
 2 ブレア労働党の教育政策理念
 3 ブレア労働党によるLEA政策の実践

第四章 LEA政策の鍵概念としてのアカウンタビリティ
 1 ブレア労働党政権における中央集権性の強化
 2 ブレア労働党政権下におけるアカウンタビリティ政策の運用
 3 ブレア労働党政権下での中央集権性の強化の意義

第五章 教育供給主体の多様化政策──イギリス一九九三年教育法の意義
 1 ウォルフォードVS.ハーグリーブズ論争
 2 イギリス社会の多元化の進行
 3 一九九三年教育法の意義と可能性

補 論 多元化社会における民主的教育制度としての学校選択制度の可能性
 1 日本における学校選択論争
 2 抑制と均衡の原理に基づく学校選択制度の批判的検討
 3 親の教育の自由と子どもの権利

第III部 多元化社会における価値教育の問題

第六章 公教育制度における価値教育の位置と内容
 1 道徳問題の再燃
 2 道徳教育と国家の中立性
 3 コンドルセにおける「非宗教的道徳教育」

第七章 国家道徳と市民道徳
 1 国家の「非」中立性と道徳のニ類型
 2 デュルケムの多元主義とシティズンシップ観

第八章 新しい社会統合原理としての「シティズンシップ教育」
 1 イギリスにおける政教分離の思想
 2 イギリス公教育制度における宗教教育
 3 シティズンシップ教育──新たな道徳教育の枠組

結 章 多元化社会における公教育のゆくえ


あとがき
参考文献
人名索引
事項索引

関連書籍

ご注文

5,170円(税込)

ネット書店で購入する

  • 楽天ブックス
  • Amazon
  • 紀伊國屋書店
  • ヨドバシ.com
  • bookfanプレミアム
  • セブンネットショッピング
  • Honya Club.com
  • e-hon 全国書店ネットワーク
  • HMV&BOOKS online
  • TSUTAYA online

シェアする

このエントリーをはてなブックマークに追加