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子どもはテレビをどう見るか

テレビ理解の心理学

子どもはテレビをどう見るか

テレビとは簡単なものであり、誰にでもわかる――私たちにとっては当たり前のこのテレビ理解を、子どもの目を通して捉えなおす。

著者、編者、訳者など 村野井 均
ジャンル 教育・心理
ISBN 978-4-326-29912-6
出版年月 2016年10月
判型・ページ数 四六判・228ページ
定価 本体2,500円+税
在庫 在庫あり
 

内容説明

本書は発達心理学の観点から、子どもがテレビの内容を理解する力をどのようにして身につけるのかについて、子どもの観察例、大学生による子ども時代の回想、高齢者の間違い方の事例を使いながら解説する。その中で、子どもが大人とはまったく異なるやり方でテレビを見ていること、テレビ理解が知的な作業であることを紹介する。

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目次

はじめに

第1章 テレビと心理学
 第1節 テレビの人間らしさ
 第2節 テレビ研究の歴史
 第3節 大人のテレビ理解

第2章 テレビ視聴とザッピング
 第1節 チャンネルを替えながらテレビを見る
 第2節 放送局はどう対応しているか
 第3節 ザッピングとクレショフ効果
 第4節 虚構と現実の区別とエンドロール
 第5節 私たちにできること

第3章 大人もテレビを間違う時代
 第1節 新しい技術の理解
 第2節 演技や役回りの理解
 第3節 幼児と同じような間違い
 第4節 高齢者独特の間違い

第4章 乳児のテレビ理解
 第1節 乳児のテレビ視聴と視聴習慣の形成
 第2節 テレビと育児環境

第5章 平らなテレビを立体に見る――二次元の三次元変換
 第1節 二次元の世界を三次元に見る
 第2節 三次元の世界で二次元を見る
 第3節 子ども向け番組の中の教育

第6章 コマーシャルと番組の区別
 第1節 コマーシャルと番組の区別の必要性
 第2節 子どものCM理解の発達
 第3節 海外におけるコマーシャル教育
 第4節 なぜ日本はコマーシャル教育をしないのか

第7章 音と映像の組み合わせ――テレビ理解の基本
 第1節 テレビ理解における音と映像の一致
 第2節 国語教育における言葉と話者との一致
 第3節 キャラクターと声の組み合わせ
 第4節 キャラクターとセリフの組み合わせ

第8章 虚構と現実の区別
 第1節 テレビの中の小人
 第2節 交渉可能性の理解

第9章 アニメ『サザエさん』の理解
 第1節 アニメ『サザエさん』
 第2節 幼児の低い理解度
 第3節 『サザエさん』の難しさ
 第4節 子どもの理解を助ける手がかり
 第5節 一九九四年の『サザエさん』と二〇一五年の『サザエさん』
 第6節 『サザエさん』と映像文法

第10章 『ドラえもん』の段落わけの三大道具
 第1節 道具の理解とストーリー
 第2節 段落わけの三大道具

第11章 テレビ理解を支えるシステム
 第1節 視聴者目線から制作者目線への転換
 第2節 子ども同士の論争
 第3節 学校・保育園・幼稚園の役割
 第4節 番組制作者の役割

おわりに
引用文献
索引

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