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2017.05.22
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表現の自由とアーキテクチャ (紙版)
情報社会における自由と規制の再構成
社会の情報化に伴い、多元化・重層化する規制。その鍵となるのが、フィルタリング、暗号、検索アルゴリズムなどの物理的・技術的構造「アーキテクチャ」だ。アーキテクチャが表現の自由に突きつける問題に対峙して、表現の自由の意味と価値を問い直し、伝統的な表現の自由論を情報社会の自由論へと翻訳する。
◎けいそうビブリオフィルで本書の一部内容を公開しています(PDF)http://keisobiblio.com/wp/wp-content/uploads/2016/06/hyogennojiyutoarch_hashigaki.pdf
【電子書籍あり】
紀伊國屋書店 Kindle
はしがき
序章 なぜ表現の自由とアーキテクチャの関係を問うのか
第Ⅰ部 情報社会における法とアーキテクチャ──規制の多元化・重層化と法理論の再構成
第1章 初期ローレンス・レッシグの憲法理論──多元的・重層的コンテクストの探究と「アーキテクチャ」概念の構成
1.1 はじめに
1.2 レッシグの脱神話化から理論の起源へ
1.3 可塑性と変革
1.4 憲法の原意と翻訳
1.5 多元的・重層的コンテクストの探究と規制概念の再構成
1.6 立憲主義と民主主義の連関
1.7 小結
第2章 情報社会における法とアーキテクチャの再定位──概念・性質・関係・統制手法の分析
2.1 はじめに
2.2 法とアーキテクチャの概念
2.3 法とアーキテクチャの性質
2.4 法とアーキテクチャの関係
2.5 アーキテクチャの法的統制
2.6 小結
第Ⅱ部 表現の自由の価値原理・法理とアーキテクチャ──表現規制の変容に即した表現の自由論の再構成
第3章 表現の自由の価値原理とアーキテクチャ──表現の自由のためのアーキテクチャの設計指針の探求
3.1 はじめに
3.2 表現の自由の価値原理とコンテクスト
3.3 思想の自由市場とアーキテクチャ
3.4 民主主義・自己統治とアーキテクチャ
3.5 個人の自律・自己実現とアーキテクチャ
3.6 小結
第4章 表現の自由の法理とアーキテクチャ──表現規制の変容と法理の再構成
4.1 はじめに
4.2 米国における表現の自由論の原型
4.3 表現の自由の法理の形成と展開
4.4 代理人による表現規制とその変容
4.5 アーキテクチャの設計・管理者を通じた表現規制と法理の再構成
4.6 小結
第Ⅲ部 表現の自由とアーキテクチャの関係の諸相──インターネット上の表現規制の多元化・重層化と表現の自由論の再構成
第5章 性表現規制とアーキテクチャ──インターネット上の表現規制のプロトタイプ
5.1 はじめに
5.2 米国における性表現規制の展開
5.3 通信品位法
5.4 子どもオンライン保護法
5.5 子どもインターネット保護法
5.6 インターネット上の児童ポルノ規制
5.7 小結
第6章 アーキテクチャによる著作権保護と表現の自由──アーキテクチャの設計・管理者および利用者の自由の重層的規制
6.1 はじめに
6.2 米国における著作権の保護と表現の自由
6.3 情報社会の著作権保護における直接規制の限界と間接規制の模索
6.4 著作権・媒介者・表現の自由
6.5 著作物の技術的保護手段回避規制
6.6 SOPA法案と表現の自由をめぐる論争
6.7 小結
第7章 安全保障・表現の自由・アーキテクチャ──情報空間のグローバル化に伴う表現の自由論の再構成とその課題
7.1 はじめに
7.2 米国史における安全保障と表現の自由の緊張関係
7.3 対テロ戦争・愛国者法・憲法
7.4 NYタイムズ・ウィキリークス・スノーデン
7.5 対テロ戦争と市民的自由
7.6 国家機密に関する規制の変容と法理の再構成
7.7 思想の自由市場とプレスの自由の再構成
7.8 小結
第8章 [補章]忘れられる権利・表現の自由・アーキテクチャ──媒介者の自由と責任に関する日米欧の規範形成
8.1 はじめに
8.2 欧州の動向──情報社会におけるプライバシーと個人データ保護
8.3 米国の動向──表現の自由と媒介者の免責
8.4 日本の動向──媒介者によるアーキテクチャの設計とその責任
8.5 小結
終章 情報社会における自由と規制の行方
参考文献
あとがき
索引
序章 なぜ表現の自由とアーキテクチャの関係を問うのか
第Ⅰ部 情報社会における法とアーキテクチャ──規制の多元化・重層化と法理論の再構成
第1章 初期ローレンス・レッシグの憲法理論──多元的・重層的コンテクストの探究と「アーキテクチャ」概念の構成
1.1 はじめに
1.2 レッシグの脱神話化から理論の起源へ
1.3 可塑性と変革
1.4 憲法の原意と翻訳
1.5 多元的・重層的コンテクストの探究と規制概念の再構成
1.6 立憲主義と民主主義の連関
1.7 小結
第2章 情報社会における法とアーキテクチャの再定位──概念・性質・関係・統制手法の分析
2.1 はじめに
2.2 法とアーキテクチャの概念
2.3 法とアーキテクチャの性質
2.4 法とアーキテクチャの関係
2.5 アーキテクチャの法的統制
2.6 小結
第Ⅱ部 表現の自由の価値原理・法理とアーキテクチャ──表現規制の変容に即した表現の自由論の再構成
第3章 表現の自由の価値原理とアーキテクチャ──表現の自由のためのアーキテクチャの設計指針の探求
3.1 はじめに
3.2 表現の自由の価値原理とコンテクスト
3.3 思想の自由市場とアーキテクチャ
3.4 民主主義・自己統治とアーキテクチャ
3.5 個人の自律・自己実現とアーキテクチャ
3.6 小結
第4章 表現の自由の法理とアーキテクチャ──表現規制の変容と法理の再構成
4.1 はじめに
4.2 米国における表現の自由論の原型
4.3 表現の自由の法理の形成と展開
4.4 代理人による表現規制とその変容
4.5 アーキテクチャの設計・管理者を通じた表現規制と法理の再構成
4.6 小結
第Ⅲ部 表現の自由とアーキテクチャの関係の諸相──インターネット上の表現規制の多元化・重層化と表現の自由論の再構成
第5章 性表現規制とアーキテクチャ──インターネット上の表現規制のプロトタイプ
5.1 はじめに
5.2 米国における性表現規制の展開
5.3 通信品位法
5.4 子どもオンライン保護法
5.5 子どもインターネット保護法
5.6 インターネット上の児童ポルノ規制
5.7 小結
第6章 アーキテクチャによる著作権保護と表現の自由──アーキテクチャの設計・管理者および利用者の自由の重層的規制
6.1 はじめに
6.2 米国における著作権の保護と表現の自由
6.3 情報社会の著作権保護における直接規制の限界と間接規制の模索
6.4 著作権・媒介者・表現の自由
6.5 著作物の技術的保護手段回避規制
6.6 SOPA法案と表現の自由をめぐる論争
6.7 小結
第7章 安全保障・表現の自由・アーキテクチャ──情報空間のグローバル化に伴う表現の自由論の再構成とその課題
7.1 はじめに
7.2 米国史における安全保障と表現の自由の緊張関係
7.3 対テロ戦争・愛国者法・憲法
7.4 NYタイムズ・ウィキリークス・スノーデン
7.5 対テロ戦争と市民的自由
7.6 国家機密に関する規制の変容と法理の再構成
7.7 思想の自由市場とプレスの自由の再構成
7.8 小結
第8章 [補章]忘れられる権利・表現の自由・アーキテクチャ──媒介者の自由と責任に関する日米欧の規範形成
8.1 はじめに
8.2 欧州の動向──情報社会におけるプライバシーと個人データ保護
8.3 米国の動向──表現の自由と媒介者の免責
8.4 日本の動向──媒介者によるアーキテクチャの設計とその責任
8.5 小結
終章 情報社会における自由と規制の行方
参考文献
あとがき
索引
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