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日中関係と日本経済界 [現代中国地域研究叢書]

国交正常化から「政冷経熱」まで

日中関係と日本経済界

現在までの歴史的事実から日中関係を左右する重要なファクターである経済界の主動的役割を解明し、経済的相互依存と政治関係を見る。

著者、編者、訳者など 李 彦銘
ジャンル 政治
ISBN 978-4-326-34907-4
出版年月 2016年2月
判型・ページ数 A5判・336ページ
定価 本体5,200円+税
在庫 在庫あり
 

内容説明

日本の経済界の中国に対する態度がどのように形成され、なぜ変化したのか、そして日中関係における経済界の具体的な役割はどのようなものか、日本政府の対中政策に影響を与える方法やルート、中国政府との交流チャンネルはどのようなものなのか。これらの問いかけに対し関係する資料・記録・統計データなどをもとに実証的な検討を行う。

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目次

「現代中国地域研究叢書」刊行にあたって[天児慧]
図表一覧

序章 経済界の役割と日中関係
 第1節 問題提起
 第2節 本書の構成と資料

第1章 先行研究の検討と本書の視角
 第1節 「経済界」とは
 第2節 先行研究の検討
 第3節 本書の視角

第2章 1970年代初頭における経済界の中国傾斜――プラント輸出の提起
 第1節 はじめに
 第2節 中国の対日政策と経済界の対応
 第3節 経済界の対中姿勢変化の背景
 第4節 政府との協力関係
 第5節 おわりに

第3章 日中経済協力の展開と経済界の「中国ブーム」――始動するプラント輸出戦略との連動
 第1節 はじめに
 第2節 重化学工業中心の日中経済協力関係――長期貿易取決めと宝山建設
 第3節 日中経済協力関係の拡大――第1次円借款の発動と政府間協力
 第4節 経済界の戦略――「資源外交」から「プラント輸出戦略」の推進
 第5節 経済界の政策要求の表出――「産業政策ネットワーク」の強化
 第6節 おわりに

第4章 日中の蜜月期における経済摩擦――「小さな政府」への転換
 第1節 はじめに
 第2節 中国側の政策変化と経済界の対応
 第3節 企業・業界の国際戦略と対中態度
 第4節 政策要求表出の変化――産業政策ネットワークの機能不全
 第5節 おわりに

第5章 天安門事件後の円借款凍結解除と対中投資ブームの到来――「新しい政治」への求め
 第1節 はじめに
 第2節 沿海地区開発と「突破口」としての日本
 第3節 円高時代における経済界の国際戦略――全面的に打ち出された対アジア投資
 第4節 国内政治構造の変化
 第5節 おわりに

第6章 小泉政権期における経済界の対中認識――「政冷経熱」を中心に
 第1節 はじめに
 第2節 「中国脅威論」から「中国特需」,「東アジア共同体」
 第3節 中国との関係変化
 第4節 東アジア共同体のアウトプット
 第5節 おわりに

終章 政策アイディアの誕生,共有と二国間制度
 第1節 経済界の国際戦略と対中政策の理念
 第2節 日中間協力と人的ネットワークの存在
 第3節 日中二国間貿易枠組みの弱体化と今後の課題

主要参考文献
初出一覧
あとがき
人名索引
事項索引

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