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オブジェクト認知 [シリーズ統合的認知]

統合された表象と理解

オブジェクト認知

私たちは無数の物体・文字・顔・情景が溢れる中に生きている。それらの脳内表象が形成され、身の周りの世界が理解される過程に挑む。

著者、編者、訳者など 新美 亮輔
上田 彩子
横澤 一彦
ジャンル 教育・心理
ISBN 978-4-326-25109-4
出版年月 2016年2月
判型・ページ数 A5判・308ページ
定価 本体3,500円+税
在庫 在庫あり
 

内容説明

リンゴを見てそれがリンゴとわかる─こうした心の機能をオブジェクト認知という。それは単なる外界の知覚ではなく、記憶、注意、言語といった多様な機能を必要とする、認知システムのきわめて根本的で中心的な働きである。本書はオブジェクト認知を扱う初の包括的書籍として、人が外界と関わるための第一歩を体系的に明らかにする。

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目次

シリーズ統合的認知

はじめに

第1章 オブジェクト認知とは何か
 1.1 心理学とオブジェクト認知
 1.2 分節の問題:どこがオブジェクトか?
 1.3 カテゴリーの問題
 1.4 恒常性の問題
 1.5 視点の問題
 1.6 何のためのオブジェクト認知か

第2章 日常物体認知
 2.1 日常物体認知とは
 2.2 オブジェクト認知に必要な表象とは?
 2.3 構造記述理論
 2.4 2次元的見えに基づく理論
 2.5 特徴分析モデル
 2.6 視点依存性論争
 2.7 カテゴリーの問題
 2.8 色と3次元情報
 2.9 新しい理論の必要性

第3章 情景認知
 3.1 情景とはオブジェクトの組み合わせか
 3.2 ジスト知覚
 3.3 文脈としての情景
 3.4 情報の統合による情景認知
 3.5 情景認知の広がり

第4章 文字・単語認知
 4.1 文字とは何か
 4.2 文字の検出と分節
 4.3 文字の弁別と同定
 4.4 単語認知
 4.5 文章の中の文字・単語認知

第5章 顔認知
 5.1 顔とは何か
 5.2 顔の存在理由
 5.3 顔の認識のエキスパートとしての人間
 5.4 顔認識プロセス
 5.5 顔認識プロセスで取り扱われる顔の全体的情報
 5.6 全体的情報の処理過程の分類
 5.7 顔認識プロセスで取り扱う情報の優位性と限界
 5.8 顔をもとにした情動による人物の評価機構
 5.9 顔から社会的行動へ

第6章 表情認知
 6.1 表情とは何か
 6.2 表情を表出する仕組み
 6.3 表情を認識する仕組み
 6.4 表情認識の手がかり
 6.5 表情から情動を感じる過程
 6.6 無表情について
 6.7 社会的システムにおける顔のはたらき

第7章 オブジェクト認知の神経機構
 7.1 神経科学的アプローチ
 7.2 オブジェクト認知に関わる脳の領域
 7.3 オブジェクト認知は脳でどう行われているか
 7.4 ネットワークとしてのオブジェクト認知機構

おわりに
引用文献
索引

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