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市民的自由主義の復権

シュミットからルーマンへ

市民的自由主義の復権

リベラル・デモクラシーをめぐる一つの理論構想。ルーマンの社会学が批判的に継承しようとした市民的自由主義をたどりなおす。

著者、編者、訳者など 小山 裕
ジャンル 社会・女性
ISBN 978-4-326-60285-8
出版年月 2015年11月
判型・ページ数 A5判・260ページ
定価 本体4,500円+税
在庫 在庫あり
 

内容説明

ルーマンが「近代社会は機能分化社会である」と言うとき、〈機能分化していない近代社会〉として想定していたものは〈全体主義〉であった。シュミットによって批判され、一度は葬り去られた市民的自由主義をルーマンはどのようにたどりなおし、継承したのか。〈全体主義〉と〈機能分化〉の対抗関係から浮かび上がる近代社会のあり方。

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目次

はじめに

序章 市民的自由主義をめぐる攻防
 0-1 市民社会と市民的なるもの
 0-2 カール・シュミットと市民的自由主義
 0-3 実証主義批判の系譜

第1章 市民的自由主義と社会の科学
 1-1 自由主義的法治国家の概念
 1-2 自由主義的社会学の構想
 1-3 社会学と議会制

第2章 市民的自由主義の社会学的転換
 2-1 社会学の概念
 2-2 社会的分化の概念の含意
 2-3 分化した公共体の概念

第3章 啓蒙批判と構造の概念
 3-1 コミュニケイションと自由主義的自由
 3-2 社会学的啓蒙の背景
 3-3 社会学的啓蒙

第4章 市民的自由主義の再解釈
 4-1 公共性の意義転換
 4-2 公共体の概念
 4-3 機能分化社会の原像

第5章 リベラル・デモクラシーのシステム理論
 5-1 社会理論における政治
 5-2 コードの概念
 5-3 オートポイエーシスとデモクラシーの概念

終章 結びに代えて
   1社会的システム理論の政治思想的基礎
   2機能分化とリベラル・デモクラシー
   3世界社会の概念
   4主権国家体制と機能分化
   5社会構造の再解釈としての社会学史
   6近代市民社会の史的基盤の解明

あとがき
参考文献
索引

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