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多国籍化する日本の学校

教育グローバル化の衝撃

多国籍化する日本の学校

外国につながる多くの子どもが日本の保育・教育機関に在籍する。多国籍化の実態を捉え近年の施策を分析し、制度の在り方を検討する。

著者、編者、訳者など 佐久間 孝正
ジャンル 教育・心理
ISBN 978-4-326-29909-6
出版年月 2015年11月
判型・ページ数 四六判・260ページ
定価 本体2,800円+税
在庫 在庫あり
 

内容説明

外国人労働者の受け入れに伴い、その子どもたちが多くの保育園や学校で学び、現場は急激に多国籍化が進んでいる。多文化化で先行するイギリスの最新事例を検討しつつ、日本の各学校段階や保育園、夜間中学を調査して実態を捉え、現場ではどのような対応を迫られているのかを検証することにより、今後の日本の教育施策の行方を探る。

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目次

はじめに

序章 西のロンドン、東の東京
 イースト・エンド
 学校の隔離化
 神々の和解策
 都内唯一の消滅区
 豊島区の外国人
 集住の萌芽
 不可視のマイノリティ
 多国籍化の背景

第一章 多様化進む保育園──激突する文化
 園児受け入れの根拠法
 進む保育園の国際化
 乳幼児の居場所
区内保育園をみると
 求められる多文化保育士

第二章 幼稚園──就学前から多国籍
 区内園児の現在
 領域による学習
 一元化阻む固定像
 義務教育の低年齢化

第三章 小学校──どこに向かう学校選択制
 重要な就学案内
 就学通知の機能
 家族関係の多様化
 年々拡大する出身国
 日本語学級
 日頃の指導が報われるとき
 日本語力の判定
 自治体により異なる受け入れ態勢
 各校対応型の限界
 学校以外の支援機関
 国際理解集会
 異文化へ対応迫られる給食
 望まれる特別支援学級の充実
 起きるか日本型隔離化
 学校選択制の怖さ
 住み分けから習い分けへ

第四章 中学校──国際化への対応
 少ない日本語学級
 日本語加配の実情
 難しさ増す日本語
 ディベイト力の要請
 学校の関心は英語教育
 ボランティア頼りの進路指導
 必要な就学支援
 就学・編入学への柔軟な対応──グローバル化によるねじれ
 求められる就学義務化
 外国人学校支援法 
 就学を義務づけられた外国人
 排除から包摂へ

第五章 夜間学級──マイノリティがマジョリティ
 法的位置づけ
 生徒の文化的背景
 三重のセーフティ・ネット
 在留資格対象外の夜間中学

第六章 高等学校──未来の学校を映す定時制
 定時制高校の現在
 多い中途退学者
 四人に一人が外国につながる
 独自の学力検査
 日本語力と中退
 卒業後の進路
 多文化のなかの人権教育
 定時制にみる未来の学校

第七章 国際化に対応困難な現在の教育システム
 大学の性格が変わった──各大学の留学生動向
 四期制導入の波紋
 抗しがたい英語化の波──三度目の正直
 英語による講義──スーパーグローバル大学の出現
 企業も英語による会議
 バカロレア導入による教育改革
 問われる高等教育への進学システム
 挑戦される学校儀式
 国際化進む教職員
 公民でよいか
 公民から市民へ
 グローバル化に即した教育とは

おわりに
参考文献
資料
索引

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