OLの創造
意味世界としてのジェンダー
この書籍はオンデマンド版になります。オンデマンド本は通常の書籍とは異なりますので、初めての方はこちらをご覧下さい。
本書では、できる限り具体的な資料を用いて、事務職の女性に対する意味づけの変遷をたどった。そこでめざしたのは、職場における「女性差別」を告発したり、「変革の必要性」を唱えたりすることではない。ここでの関心は、職場を「男性」と「女性」という異なったカテゴリーでとらえるという見方自体がどのように生まれ、その後どのような具体的な意味をになうことになったのか、その背景はどのようなものだったのか、そこには労働者、経営者、それをとりまく同時代の人々などがどのように関わったのか、その帰結はどのようなものだったのかを、歴史的に描きだすことにある。<はしがき>より (2000年2月22日 第1版第1刷発行)
はしがき
序章 意味世界としてのジェンダー――労働研究への位置づけ
1 労働研究への位置づけ
2 意味世界としてのジェンダー
3 事務職の歴史的経験
第一章 女性事務職の「発見」
1 明治後期の「パラドクス」
2 女性の採用とその背景
3 女性事務職の「発見」とその意味
4 職場のジェンダーの構築へ
第二章 「女事務員」の世界
1 女性事務職の増加
2 ジェンダー・ハイアラーキーのゆくえ
3 職場の「女性」の意味
4 「女性の場所」の創出
第三章 戦時下の事務職
1 戦時労働力としての女性
2 銀行と女性事務職の「進出」
3 ジェンダーの転換
4 仕事と<女性性>
第四章 差異の構築
1 ジェンダー・カテゴリーの構築
2 職場のジェンダー化の諸相
3 経験の論理
4 「男性」の構築と戦後型ジェンダーの確立
終章 労働におけるジェンダーの歴史化に向けて
1 歴史性の問題
2 戦後のジェンダーの展開
あとがき
参考文献
事項索引
人名索引
序章 意味世界としてのジェンダー――労働研究への位置づけ
1 労働研究への位置づけ
2 意味世界としてのジェンダー
3 事務職の歴史的経験
第一章 女性事務職の「発見」
1 明治後期の「パラドクス」
2 女性の採用とその背景
3 女性事務職の「発見」とその意味
4 職場のジェンダーの構築へ
第二章 「女事務員」の世界
1 女性事務職の増加
2 ジェンダー・ハイアラーキーのゆくえ
3 職場の「女性」の意味
4 「女性の場所」の創出
第三章 戦時下の事務職
1 戦時労働力としての女性
2 銀行と女性事務職の「進出」
3 ジェンダーの転換
4 仕事と<女性性>
第四章 差異の構築
1 ジェンダー・カテゴリーの構築
2 職場のジェンダー化の諸相
3 経験の論理
4 「男性」の構築と戦後型ジェンダーの確立
終章 労働におけるジェンダーの歴史化に向けて
1 歴史性の問題
2 戦後のジェンダーの展開
あとがき
参考文献
事項索引
人名索引