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社会科学のパラダイム論争

2つの文化の物語

社会科学のパラダイム論争

定性的手法と定量的手法は、なぜこんなに分かりあえないのか? 2つの手法の違いは異なる文化によるものとする社会科学の必読書!

著者、編者、訳者など ゲイリー・ガーツ
ジェイムズ・マホニー
西川 賢
今井 真士
ジャンル 政治
ISBN 978-4-326-30242-0
出版年月 2015年8月
判型・ページ数 A5判・328ページ
定価 本体3,800円+税
在庫 在庫あり
 

内容説明

少数の事例過程分析に傾きやすい定性的手法と多数事例間の計量分析に偏る定量的手法。この2つの手法は、なぜこんなに「違う」のか? 事例の扱い方、因果モデルの作り方、データの読み方……あらゆる面で方法論を分断してきた「大きな溝」の理由を解き明かす現代の古典を、ついに完訳! 推薦文献の紹介も充実。

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目次

日本語版序文
序文

第1章 概論
 1. なぜ2つの文化なのか
 2. 2つの文化の特徴と比較
 3. 定性的研究の特徴とは何か
 4. 結論

第2章 数学的序論:社会科学者のための論理学と集合論に関する解説
 1. 序論
 2. 自然言語と論理学
 3. 二値範疇における必要条件と十分条件
 4. ファジー集合における必要条件と十分条件
 5. 集計
 6. モデルとデータを突き合わせる
 7. 結論
 8. 推薦文献

第Ⅰ部 因果モデルと因果推論
第3章 結果の理由 対 原因の効果
 1. 序論
 2. 研究上の問いの種類
 3. 個別事例
 4. 結論:相互補完性と多重手法的研究
 5. 推薦文献

第4章 因果モデル
 1. 序論
 2. 2つの因果モデル
 3. 集合論モデルと事例過程分析:その一例
 4. 因果関係の複雑さ
 5. 同一結果帰着性
 6. 結論
 7. 推薦文献

第5章 非対称性
 1. 序論
 2. 対称性モデル 対 非対称性モデル
 3. 集合論モデルに基づく非対称的説明の具体例
 4. 結論
 5. 推薦文献

第6章 ヒュームの因果論とその2つの定義
 1. 序論
 2. 定量的伝統
 3. 定性的伝統
 4. 結論
 5. 推薦文献

第Ⅱ部 事例過程分析
第7章 事例過程分析 対 事例比較分析
 1. 序論
 2. 単一事例研究/少数事例研究の事例過程分析 対 実験研究/統計的研究
 3. 因果過程観察 対 データセット観察
 4. 過程追跡による検証 対 統計分析における検定
 5. 結論
 6. 推薦文献

第8章 因果メカニズムと過程追跡
 1. 序論
 2. メカニズムと因果推論
 3. 複数手法的研究における過程追跡 対 定性的研究における過程追跡
 4. 結論
 5. 推薦文献

第9章 反実仮想
 1. 序論
 2. 因果推論の根本問題:対応の違い
 3. 反実仮想を構築する
 4. 結論
 5. 推薦文献

第Ⅲ部 概念と測定
第10章 概念:定義・指標・誤差
 1. 序論
 2. 定義的特徴 対 指標
 3. 誤差
 4. 結論
 5. 推薦文献

第11章 意味と測定
 1. 序論
 2. 意味論的変形と集合のメンバーシップ関数
 3. 非重要変量の原則
 4. メンバーシップ関数と尺度水準
 5. 結論
 6. 推薦文献

第12章 意味論・統計学・データの変形
 1. 序論
 2. 標準化 対 意味の保持
 3. 対数化 対 ファジー集合上の変形
 4. データの変形の原則的根拠
 5. 結論
 6. 推薦文献

第13章 概念上の対義語と分類枠組み
 1. 序論
 2. 概念上の対義語に関する対称性アプローチ 対 非対称性アプローチ
 3. 重複的分類 対 排他的分類
 4. 意味論的分類と名義的分類
 5. 結論
 6. 推薦文献

第Ⅳ部 研究設計と一般化
第14章 事例選択と仮説検証
 1. 序論
 2. 従属変数に基づく選択
 3. 事例選択の戦略
 4. 結論
 5. 推薦文献

第15章 一般化
 1. 序論
 2. 定性的一般化
 3. 集合論的一般化と四分表
 4. 統計モデル、完全予測変数、集合論的一般化
 5. 統制変数と完全予測変数
 6. 結論
 7. 推薦文献

第16章 射程
 1. 序論
 2. 因果関係の錯綜性問題に対するモデル内対応
 3. 射程条件をなぜ設けるのか
 4. 射程と実証的検証
 5. 結論
 6. 推薦文献

第17章 結論
 1. 文化の違いのまとめ
 2. 社会科学における方法論の多元主義

巻末付録
訳者解説
参考文献
事項索引
人名索引
著訳者紹介

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